
今週末の6月7日(日)、東京競馬場でG1・安田記念が行われる。春のマイル王を決める、大注目の一戦だ。この記事では出走予定の有力馬の「前走内容」に焦点を当て、元トラックマンが各馬の走りを丁寧に検証していく。前走で優れたパフォーマンスを披露し、今回につながる勢いを見せたのは、どの馬だろうか。[2/3ページ]
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有力馬の前走評価①
■ガイアフォース
開催日:2026年3月28日
レース:メイダン・ドバイターフ(芝1800m)
着順:6着
大外枠からトップスタートを切り、主導権を握る形。少し首を上げて引っ掛かり気味ではあったが、鞍上がなだめながら進んでいく。
先頭のまま直線を向くも、残り250mあたりで離れた外からオンブズマンに一気に交わされると、抵抗する力を失って6着に敗れた。
オンブズマンが強かったことはもちろんとしても、やはり現状のこの馬のベストからは距離も1ハロン長かった。それでも初の海外遠征だったチャンピオンズマイルと比較して、見せ場はしっかりと作ったレース内容であり、7歳になっても衰えのないところをうかがわせた。
■トロヴァトーレ
開催日:2026年5月9日
レース:東京・エプソムカップ(芝1800m)
着順:1着
五分のスタートから中団馬群を追走。いつでも進路を確保できるように外めのポジションにつけ、直線でもスムーズに外へと持ち出す。ルメール騎手は前走まで自身が騎乗していたステレンボッシュの復活を予期していたようにぴったりとマークして、ゴール前でハナ差交わしての勝利。
精神面がドッシリとしたことで道中の余計な動きが減り、1800mでもしっかりと脚を使えるようになったのは大きな成長。多少の距離ロスがあったとしても、スムーズなら勝ち切れる力があると馬を信じていたルメール騎手の手綱さばきにも痺れたレースであった。


