
今週末に行われるG1・安田記念。春のマイル王を決める大注目の一戦だ。本記事では、開催を目前に控えた、各出走馬の能力を「実績」「適性」「騎手」の3つの観点から整理し、分析する。各項目は【1〜10】のスコアで評価し、有力馬を一覧表で比較することで、それぞれの強みと不安要素を明確にしていく。[3/3ページ]
——————————
各馬の評価②
トロヴァトーレ
実績:7
適性:10
騎手:10
重賞3勝は十分な実績だが、今回はG1やG2を含めて重賞を複数勝利している馬が多数。相対的に評価が若干下がってしまっての7点評価。
適性面は、昨年の安田記念こそ17着と大敗するも、それ以外は①②①着と安定感抜群。今回の5頭で唯一この舞台で2勝を挙げており、10点評価となった。
騎手に関しては、前走のエプソムカップに引き続き、11度目の騎乗となるルメール騎手の手綱。今年はここまで80勝を挙げて全国リーディング1位につけており、10点評価となっている。
パンジャタワー
実績:10
適性:8
騎手:8
昨年のNHKマイルカップでG1初制覇。その勝利を含めて重賞3勝を挙げており、実績面に関しては10点評価を獲得した。
適性面は、NHKマイルカップを勝利しているが、東京1600mを走ったのはその一度だけ。判断が非常に難しく8点評価となったが、かなりの舞台巧者という可能性も十分。
騎手に関しては、前走の高松宮記念に引き続き、8度目の騎乗となる松山騎手の手綱。今年はここまで55勝を挙げて全国リーディング3位につけており、8点評価となっている。
レーベンスティール
実績:8
適性:6
騎手:7
G1での実績こそないが、G2・4勝を含む重賞5勝馬。ガイアフォースと並んで8点評価を獲得
した。
適性に関しては、東京1600mは未経験であり、マイル戦自体も2戦して7着と12着。東京1800mでは3勝を挙げているが、半信半疑と言ったところ。
騎手に関しては、2走前の中山記念以来、4度目の騎乗となる戸崎騎手の手綱。今年はここまで35勝を挙げて全国リーディング8位につけており、7点評価となっている。
【了】
【関連記事】
・【安田記念・馬体診断】有力馬3頭を徹底比較!文句なしで“100点満点”を得たのは?
・GⅠ安田記念のデータ分析【過去の結果 – 1980年以降 | 重賞データ 】
【著者プロフィール:中西友馬】
大学卒業後、競馬新聞社に入社し、約7年間専門紙トラックマンとして美浦に勤務。テレビやラジオでのパドック解説など、メディア出演も行っていた。2024年よりフリーライターとしての活動を始め、現在は主に、株式会社カンゼンが運営する競馬情報サイト『競馬チャンネル』内の記事を執筆している。



