
今週末の5月23日(土)、京都競馬場でG3・平安ステークスが行われる。今後のG1戦線を見据えた有力馬集う、注目の一戦だ。この記事では出走予定の有力馬の「前走内容」に焦点を当て、元トラックマンが各馬の走りを丁寧に検証していく。前走で優れたパフォーマンスを披露し、今回につながる勢いを見せたのは、どの馬だろうか。[3/3ページ]
有力馬の前走評価②
■ナルカミ
開催日:2026年3月11日
レース:船橋・ダイオライト記念(ダ2400m)
着順:5着
評価:6
横のセラフィックコールの落ち着きがなかったことで若干出負け気味も、すぐに巻き返して2番手を確保。
3角手前で逃げるジャスパーロブストが失速して先頭へと立つも、すぐに外からセラフィックコールが並びかけてくる。直線入り口で2番手へと後退すると、そこから盛り返す余裕はなく、前からは離された5着。
道中の雰囲気は良かっただけに敗因はハッキリせず、これで3戦ともに1秒5以上離されての3連敗。復活のキッカケを掴みたいところだ。
■リアライズカミオン
開催日:2026年5月2日
レース:東京・是政ステークス(ダ2100m)
着順:1着
評価:10
レース序盤は2番手につけていたが、向正面から徐々にポジションを下げてしまい、4角では5〜6番手あたりの馬群の中。
そこから冷静に外へと進路を切り替えて、勝ちパターンだった逃げ馬を測ったように差し切ってみせた。
ブリンカーを着けていることから分かるように、レース中の集中力に少し難のある馬ではあるが、苦しい展開でも最後までしっかりと走っての勝利には、成長を感じた。
パワータイプで、本来は力のいる馬場が得意なタイプ。パサパサの良馬場であれば、重賞でも見劣りしない。
■ロードクロンヌ
開催日:2026年2月22日
レース:東京・フェブラリーステークス(ダ1600m)
着順:11着
評価:6
好スタートから2番手を確保したときはチャンスが広がったかに思われたが、前半4F47秒1-後半4F48秒3の前傾ラップ。結果的にズブズブの差し決着となり、11着に敗れた。
ダートに転向してから10戦で【5-3-2-0】と崩れ知らずだったが、初のマイル戦でスピード決着に対応できず、大敗となった。
今回は勝ち鞍のある京都1900m戦となり、条件は明らかに好転。本来、馬格があって58キロも苦にするタイプではない。前走レビューは高い評価とはならないが、巻き返しには期待が持てる。
【了】
【関連記事】
・【平安S・能力分析】実績×適性×騎手を点数化!ジャパンDC以来の勝利を目指すナルカミの評価は?
・【オークス・能力分析】実績×適性×騎手を点数化!GⅠ3連勝を狙うスターアニスの評価は?
・【2026オークス・パワーランキング】6つの指標を点数化!スターアニスを抑えて1位になったのは…?
【著者プロフィール:中西友馬】
大学卒業後、競馬新聞社に入社し、約7年間専門紙トラックマンとして美浦に勤務。テレビやラジオでのパドック解説など、メディア出演も行っていた。2024年よりフリーライターとしての活動を始め、現在は主に、株式会社カンゼンが運営する競馬情報サイト『競馬チャンネル』内の記事を執筆している。


