
今週末に行われるG1・オークス。3歳牝馬女王を決める大注目の一戦だ。本記事では、開催を目前に控えた、各出走馬の能力を「実績」「適性」「騎手」の3つの観点から整理し、分析する。各項目は【1〜10】のスコアで評価し、有力馬を一覧表で比較することで、それぞれの強みと不安要素を明確にしていく。[3/3ページ]
——————————
各馬の評価②
スターアニス
前走:10
血統:7
騎手:9
好スタートを決めて、阪神JFとほとんど同じ中団外めのポジションを確保。直線ではほぼ持ったままで先頭へと並びかけ、そこから追い出されると後続をグングンと突き離して2馬身半差の快勝。
阪神JFと比較した時計面でも、前半800m通過が0秒4遅かったにも関わらず、勝ち時計は1秒1速く、非常に優秀な内容であった。
血統面は、父がドレフォン、母がエピセアロームという血統。母はスプリント重賞で2勝を挙げた実績馬。その豊かなスピードを受け継いでおり、オークスとなると距離適性の面で若干の不安は感じる。
騎手に関しては、前走の桜花賞に引き続き、6度目の騎乗となる松山騎手の手綱。昨年は128勝を挙げて全国リーディング3位に輝いており、9点評価となっている。
ドリームコア
前走:6
血統:10
騎手:10
道中はスターアニスを目の前に見るポジション取り。想定よりも少し後ろの中団後方寄りとはなったが、道中の運びはスムーズに見えた。
しかしいざ直線で追い出されると、目の前にいたはずのスターアニスにどんどんと離され、9着に敗戦。叔母クロノジェネシスは距離を延ばしてパフォーマンスを上げており、得意の東京コースで巻き返しに燃える。
血統面は、父がキズナ、母がノームコアという血統。母は国内外でG1・2勝を挙げており、叔母にはグランプリ3連覇を果たしたクロノジェネシスがいるという良血馬。母と叔母でかなりタイプが違うが、東京適性の高さを見る限りは、ノームコア寄りか。
騎手に関しては、前走の桜花賞に引き続き、3度目の騎乗となるルメール騎手の手綱。昨年は140勝を挙げて全国リーディングに輝いており、10点評価となっている。
ラフターラインズ
前走:8
血統:8
騎手:9
課題のスタートはやはりアオり気味で、隣の馬とも接触し、中団後方寄りからの競馬となる。それでも直線で外へと持ち出されると、前との差を一気に詰めての差し切り勝ち。
粗削りなレースぶりではあるが、レースラップを見る限りはこの馬自身ラスト2Fを10秒台でまとめており、やはり切れ味は一級品。
血統面は、父がアルアイン、母がバンゴールという血統。母は芝で5勝を挙げてオープン入りを果たしており、叔母には秋華賞馬のスタニングローズがいる血統馬。同じくレーン騎手を背に、2着惜敗だった叔母の無念に燃える。
騎手に関しては、前走のフローラステークスに引き続き、2度目の騎乗となるレーン騎手の手綱。これまでJRA・G1を7勝している実績から、9点評価となっている。
【了】
【関連記事】
・GⅠ優駿牝馬(オークス)のデータ分析【過去の結果 – 1980年以降 | 重賞データ 】
・【オークス走破タイムトップテン】美しき名牝…樫の女王で最も速く駆け抜けたのは?
Google検索で「競馬チャンネル」を優先表示しよう!
Google検索の新機能「Preferred Sources(優先するソース)」に登録すると、
競馬チャンネルの最新記事や注目ニュースが、検索結果の「トップニュース」に表示されやすくなります。
競馬ニュース・予想をいち早くチェックしたい方は、ぜひ下記リンクから追加してください!
【著者プロフィール:中西友馬】
大学卒業後、競馬新聞社に入社し、約7年間専門紙トラックマンとして美浦に勤務。テレビやラジオでのパドック解説など、メディア出演も行っていた。2024年よりフリーライターとしての活動を始め、現在は主に、株式会社カンゼンが運営する競馬情報サイト『競馬チャンネル』内の記事を執筆している。



