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2024年クイーンSを制した時のクイーンズウォーク
2024年クイーンSを制した時のクイーンズウォーク

今週末の5月10日(日)、東京競馬場でG1・ヴィクトリアマイルが行われる。春の古馬女王が決まる、大注目の一戦だ。この記事では出走予定の有力馬の「前走内容」に焦点を当て、元トラックマンが各馬の走りを丁寧に検証していく。前走で優れたパフォーマンスを披露し、今回につながる勢いを見せたのは、どの馬だろうか。[3/3ページ]

有力馬の前走評価②

■クイーンズウォーク

開催日:2026年3月15日
レース:中京・金鯱賞(芝2000m)
着順:3着
評価:7

 前の5頭から少し離れた6番手を追走。特に不利もなく、スムーズな競馬だったように見えたが、差せず差されの3着。1番人気を考えれば、若干不満の残る走りにも見えた。

 ただ、昨年のこのレースがそうだったように、消耗戦を好むタイプへと変貌してきている面もある。昨年のヴィクトリアマイルでも、33秒台の上がりを使いながらもアスコリピチェーノに切れ負けした形であり、他馬との比較を考えるなら、ある程度上がりがかかる展開が理想。

■ジョスラン

開催日:2026年1月24日
レース:小倉・小倉牝馬ステークス(芝2000m)
着順:1着
評価:7

 好スタートを決めて、中団やや前あたりの外めの位置を確保。3角あたりから徐々にポジションを押し上げて、4角では先行集団の大外。他馬と比較して手ごたえ優勢といった感じには見えなかったが、直線ではジワジワと伸びて混戦を断った。

 2着馬との着差こそわずかだったが、同じ外枠でも、馬群の中で脚を溜められたボンドガールに対して、こちらは1番人気らしく終始外々を回ってねじ伏せる横綱相撲。ただ、スッと反応できるタイプではないぶん、初のマイルに一抹の不安はある。

■チェルヴィニア

開催日:2026年3月1日
レース:中山・中山記念(芝1800m)
着順:5着
評価:6

 スタート自体はそこまで悪くなかったが、発馬後に寄られてしまって後方からの競馬。前半1000m通過が59秒2と、高速馬場を考えればスローの部類の中、4角でもまだ後方4〜5番手のインコース。そこから外へと持ち出さずに馬群を縫って5着まで追い上げたのは、さすがルメール騎手。

 先行有利の展開を追い上げた点は評価できるが、さらに1ハロン短縮となると、近走の行き脚の悪さは気になるところ。テン乗りとはなるが、先週G1制覇を果たしたレーン騎手の手腕に注目。

【了】

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【登録馬】ヴィクトリアM

【著者プロフィール:中西友馬】
大学卒業後、競馬新聞社に入社し、約7年間専門紙トラックマンとして美浦に勤務。テレビやラジオでのパドック解説など、メディア出演も行っていた。2024年よりフリーライターとしての活動を始め、現在は主に、株式会社カンゼンが運営する競馬情報サイト『競馬チャンネル』内の記事を執筆している。

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