
今週末の4月18日(土)、中山競馬場でJG1・中山グランドジャンプが行われる。春の障害王を決定する大注目の一戦だ。この記事では出走予定の有力馬の「前走内容」に焦点を当て、元トラックマンが各馬の走りを丁寧に検証していく。前走で優れたパフォーマンスを披露し、今回につながる勢いを見せたのは、どの馬だろうか。[2/3ページ]
有力馬の前走評価②
■ディナースタ
開催日:2026年3月14日
レース:阪神・阪神スプリングジャンプ(芝3900m)
着順:1着
評価:9
序盤は好位につけて、人気2頭の前で運ぶ形。道中若干の入れ替わりがあってネビーイームには先に行かれる場面もあったが、勝負どころではポジションを取り戻して3番手で直線を迎える。
すぐ後ろまで迫ってきていたエコロデュエルに呼応するように脚を使うと、最後はハナ差凌いでの勝利。
2キロの斤量差があったため、王者を上回る内容とは言えないかもしれないが、いつもより前めで運べた点は大きな収穫。距離を延ばしてさらに良さが出た印象で、本番に向けて大きく視界が開けた。
■ネビーイーム
開催日:2026年3月14日
レース:阪神・阪神スプリングジャンプ(芝3900m)
着順:6着
評価:6
あまり行き脚がつかず。いつもと比較して少し後ろの位置取りとなる。道中では一度番手を上げるもまた下がってしまい、ポジションが定まらずにチグハグな印象。直線でも巻き返すことができずに、6着に敗れた。
この馬も大型馬だけに、エコロデュエル同様ひと叩きで状態を上げてくるタイプ。デビュー以来初となる、540キロ超の馬体は余裕のある体つきに映った。このレースだけを見ると物足りなさは残るが、絞れてくればまだ見限れない。
■ホウオウプロサンゲ
開催日:2026年3月28日
レース:阪神・三木ホースランドパークジャンプステークス(芝3140m)
着順:1着
評価:7
大逃げを打ったスマイルスルーを追う形で、2番手を追走。徐々にその間隔を詰めていくと、4角では早くも並びかけて先頭に立つ。直線はグングンと後続を引き離す一方で、最後は10馬身の差をつける圧勝劇であった。
見た目にはかなり派手なレースぶりであったが、2着馬は重賞2勝馬とはいえ約1年ぶりの一戦。他のステップレースと比較すると、メンバーレベルには疑問が残る。
障害2戦目でこのレースができることはもちろん素晴らしいが、手放しに高評価とはいかない。


