
今週末の3月22日(日)、中京競馬場でG3愛知杯が行われる。春の古馬女王決定戦・ヴィクトリアマイルを見据えた有力馬が集う、注目の一戦だ。今回は出走予定の有力馬の「前走内容」に焦点を当て、元トラックマンが各馬の走りを丁寧に検証していく。前走で優れたパフォーマンスを披露し、今回へとつながる勢いを見せたのは、一体どの馬なのだろうか。[2/3ページ]
有力馬の前走評価②
■チェルビアット
開催日:2026年2月14日
レース:京都・洛陽ステークス(芝1600m)
着順:2着
評価:10
大外枠からでも好ダッシュを決めて、好位のポジションを奪取。直線はスズハロームの切れ味には屈したが、反応が若干鈍く外から被せられた苦しい展開でも、しぶとく差し返し気味に2着を確保。
ハンデ戦でメンバー中実質2位タイとなる牝馬の55キロを背負った中でも、王道の横綱相撲で連対を外さなかったレース内容は優秀。重賞2着の実績がある1400mへの距離短縮は一切マイナス材料にはならず、前走と同じ競馬ができれば好勝負。
■ドロップオブライト
開催日:2026年2月21日
レース:阪神・阪急杯(芝1400m)
着順:3着
評価:8
1ハロンの距離短縮で中団からの競馬となるも、直線ではしっかりと脚を伸ばす。レコードタイムで走破した勝ち馬からは離されながらも、しっかりと3着まで押し上げた。
昨秋から、スプリンターズステークスを除いては牡馬相手でも崩れておらず、まさに充実一途。年齢を重ねてズブさが出てきたことでスプリント戦ではスピード負けする印象も、1400〜1600mに主戦場を移して結果を残している。限定戦の今回は、もちろん有力馬の1頭に数えられる。
■レディマリオン
開催日:2025年12月6日
レース:中京・飛騨ステークス(芝1400m)
着順:1着
評価:6
好位追走から、直線では外へと持ち出されての差し切り勝ち。早めに抜け出したことでフワフワして、最後は2着馬に際どく差を詰められたが、ハナ差ほどの辛勝という感じはせず、着差以上の勝ちっぷりに映った。
これまで全3勝は全て右回りであったが、今回と同じ舞台かつ左回りで勝利を挙げたことは大きい。ただ、2着馬以降の次走は軒並み着順を落としており、メンバーレベルとしては3勝クラスの中でもあまり高くなかった印象は受けた。


