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2025年ムーンライトHを制した時のファミリータイム
2025年ムーンライトHを制した時のファミリータイム

今年で第61回を迎える、中京競馬場の伝統重賞「中日新聞杯」。いよいよ今週末に行われるこの一戦を前に、各馬の能力を「実績」「適性」「騎手」の3つの観点から分析する。各項目を【1〜10】のスコアで評価し、有力馬の一覧表で強みと不安要素を整理して紹介していく。[3/3ページ]
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各馬の評価②

ピースワンデュック

実績:6
適性:7
騎手:5

 重賞出走は15着だった菊花賞以来2度目で、オープン勝ちもない。実績的には、3勝クラス勝ちのシンハナーダと同じで6点評価。

 適性面は、この舞台は初戦で一度走っており、その時は2着。2000m戦は②①着と好相性で、この馬も東京と新潟で勝ち鞍がある。これまたシンハナーダと同じレベルと判断しての7点評価。

 騎手に関しては、前走のカシオペアステークスに引き続き、8度目の騎乗となる柴田善臣騎手の手綱。今年はここまで3勝を挙げて全国リーディング123位につけており、5点評価となっている。

ファミリータイム

実績:6
適性:10
騎手:10

 この馬も3勝クラスを勝ち上がったばかりであり、重賞に加えてオープンクラス初挑戦。シンハナーダ、ピースワンデュックを物差しとすると、やはり6点評価。

 ただ適性面は、中京コース【3-2-0-1】であり、この舞台に絶対の自信を持っている。この点に関しては、文句なしの10点評価。

 騎手に関しては、前走のムーンライトハンデキャップに引き続き、5度目の騎乗となる松山騎手の手綱。今年はここまで127勝を挙げて全国リーディング3位につけており、10点評価となっている。

メリオーレム

実績:8
適性:6
騎手:8

 3歳時のものとはなるが、神戸新聞杯5着、プリンシパルステークス2着、すみれステークス3着の実績。同じく今年3勝クラスを勝ち上がった馬たちとの比較なら、もちろん上に置いての8点評価。

 適性面は、その神戸新聞杯5着以来となる中京コース。2000m戦は【2-2-1-3】と相性は良いが、大敗も目立つ面があり、6点評価止まり。

 騎手に関しては、今回が初めての騎乗となる武豊騎手の手綱。今年はここまで70勝を挙げて全国リーディング11位につけており、8点評価となっている。

【了】
【著者プロフィール:中西友馬】
大学卒業後、競馬新聞社に入社し、約7年間専門紙トラックマンとして美浦に勤務。テレビやラジオでのパドック解説など、メディア出演も行っていた。2024年よりフリーライターとしての活動を始め、現在は主に、株式会社カンゼンが運営する競馬情報サイト『競馬チャンネル』内の記事を執筆している。

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