
今年で第61回を迎える、中京競馬場の伝統重賞「中日新聞杯」。いよいよ今週末に行われるこの一戦を前に、各馬の能力を「実績」「適性」「騎手」の3つの観点から分析する。各項目を【1〜10】のスコアで評価し、有力馬の一覧表で強みと不安要素を整理して紹介していく。[2/3ページ]
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各馬の評価①
シェイクユアハート
実績:10
適性:9
騎手:6
これまでに重賞勝ちがあるわけではなく、重賞での実績といえば3走前の小倉記念2着ぐらい。それでもハンデ戦ということもあり、過去の実績よりも勢いのある馬が中心となりそうなこのレースでは、重賞2着で堂々の10点評価。
適性面は、これまで中京コース【1-2-1-2】と好相性。基本的にコース問わず安定感のある馬だが、特に実績を残している舞台で、9点評価。
騎手に関しては、前走のアンドロメダステークスに引き続き、21度目の騎乗となる古川吉洋騎手の手綱。今年はここまで25勝を挙げて全国リーディング40位につけており、6点評価となっている。
シンハナーダ
実績:6
適性:7
騎手:8
今回が重賞どころかオープンクラス初出走ということで、実績面で見劣るのは仕方のないところ。他にも重賞実績のない馬が多いことを考慮しても、6点評価まで。
適性面も、中京コースは初めてで高い評価はつけにくいが、2000m戦は【4-0-0-1】。
同じ左回りの東京と新潟でも勝ち鞍がある点が、7点評価まで引き上げた要因。
騎手に関しては、前走の魚沼ステークスに引き続き、2度目の騎乗となる鮫島克駿騎手の手綱。今年はここまで61勝を挙げて全国リーディング16位につけており、8点評価となっている。



