
今週の12月13日(土)に開催される中日新聞杯。今年で61回目を迎える中京競馬場の伝統ある一戦だ。今回は出走予定の有力馬の「前走内容」に焦点を当て、元トラックマンが各馬の走りを丁寧に検証していく。前走で優れたパフォーマンスを披露し、今回へとつながる勢いを見せたのは、一体どの馬なのだろうか。[2/3ページ]
有力馬の前走評価②
■ピースワンデュック
開催日:2025年10月25日
レース:京都・カシオペアステークス(芝1800m)
着順:6着
評価:6
大逃げの馬がいたことで、後ろの一団を引っ張るポジション。展開的には悪くないように見えたが、前を交わせず後ろからは交わされてしまっての6着。
溜めても切れるタイプではなく、理想を言うならやはりハナである程度のペースを刻む形。前走は、2番手以降が瞬発力勝負となってしまったことで分が悪かった。
1番人気ながら、前にも後ろにも敗れてしまった前走内容への評価は厳しくなるが、上がりのかかる展開に持ち込めれば十分巻き返しも。
■ファミリータイム
開催日:2025年9月21日
レース:阪神・ムーンライトハンデキャップ(芝2200m)
着順:1着
評価:7
2番手追走から逃げ馬を交わすと、追いすがる馬たちの追撃を抑えての勝利。その後3着馬のシャイニングソードは昇仙峡Sを勝利しており、メンバーレベルも決して低くなかった。
ただ、逃げ馬を交わすときに左ムチに過敏に反応して内に斜行してしまったのは気になる点。鮮やかな勝利ではあったが、あまり余力がなかった可能性も考えられる。
左回りのレースであれば気にならないかもしれないが、少し気になるレベルのササり方ではあった。
■メリオーレム
開催日:2025年10月13日
レース:東京・オクトーバーステークス(芝2000m)
着順:10着
評価:5
好位追走から直線では一瞬先頭を窺う勢いだったが、そこから伸び切れずの10着。人気を裏切った小倉記念と違い、自分の形でレースを運べたように見えたが、結果には繋がらなかった。
ハンデ戦らしく比較的一団の入線で、着順ほど大きく負けたようには映らなかったが、同じようなポジションにいたマイネルモーントに離された内容には、物足りなさが残る。3歳時までは安定していたが、近況はムラ駆けの印象で信用しにくい。


