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【日本ダービー有力馬診断】◎候補5頭の大混戦!世代の頂点に輝くのはどの馬なのか…

6月1日、東京競馬場にて行われるG1日本ダービーに向けて、『競馬の教科書(オーパーツ・パブリッシング)』の著者・玉嶋亮がXアカウントで有力馬の評価を行っている。この記事では、◎候補と△候補に分けて各馬を分析し、レースの行方を占う。

2025年皐月賞ゴール前
2025年皐月賞ゴール前

◎候補馬(軸候補)

ミュージアムマイル

皐月賞では、向こう正面から一気にペースアップする流れに付き合わず、脚を溜めて仕掛けを遅らせるモレイラ騎手の好騎乗に助けられた。
王者として皐月賞に臨み、受けて立つ形のレースを強いられた(他ポストより)2着のクロワデュノールに比べると、展開的には恵まれた。
一方で、桜花賞やオークスも含め、現3歳世代で最もハイレベルだった皐月賞で、2着以下を1馬身以上の着差で勝利しているのも事実である。
したがって、途中からHペースとなり、比較的着差がつきやすいレースだったとは言えども、文句無しでハイレベルなメンバーの皐月賞を勝利した事実だけで、最上位に近い評価をすべきである。

クロワデュノール

皐月賞では、道中で外からファウストラーゼンらが一気に仕掛けていって、マイペースを崩される格好になった。
断然人気を背負っていただけに、付き合わされることになってしまったが、詰まったり行き場を失うのだけは許されない立場と状況だったことを考えると、北村友一騎手の乗り方はそんなに悪くはない。
道中からHペースで外から距離ロスを被りながら早め先頭の競馬は『負けて強し』であり、悲観するような内容ではない。
一昨年のタスティエーラも皐月賞ではHペースを早め先頭で差されて2着からダービーで巻き返したのと同じように、クロワデュノールも巻き返す可能性が高い。
また、無敗が続いていたプレッシャーは皐月賞よりも軽減される局面であり、マークも皐月賞ほど厳しくはならない可能性が高い。

ジョバンニ

皐月賞では、道中で手綱を引いて、ポジションを後ろへ下げてしまう致命的な不利があった上に、3,4コーナーでは大外を回す距離ロスも被った。
不利がなかったと仮定した場合、流石に上位2頭のミュージアムマイルとクロワデュノールとの着差は大きかったため、逆転まであったか?まで踏み込むと微妙なところ。
一方で、3,4,5着の3頭を比較すると、レース内容的には大きな不利を受けたジョバンニが最上位であり、着順こそ4着であるものの、内で脚を溜めて恵まれたマスカレードボールよりもレース内容は上である。
MI値も80ptの大台に乗っており、人気にならない属性なので、ダービーでも注目。

◎候補ほか(ファンダム、サトノシャイニング)

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