【今週の藤田晋】淀短距離Sでソンシが必勝態勢! 世界のフォーエバーヤングはJRA特別賞を受賞
今週3日間開催で行われる中央競馬では、人気アプリゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』などで知られるサイバーエージェントグループの藤田晋社長が所有する競走馬が、7頭出走する予定となっている。
12日(日)の中京11R・淀短距離S(L、芝1200m)には、前走のタンザナイトS(OP)で初のスプリント戦に対応して2着に入ったソンシ(牡4、栗東・中内田充正厩舎)がスタンバイ。今年の飛躍に期待が集まる“大器”が、オープンに昇級してからの初勝利を目指す。
そのほか、13日(祝・月)の中山10R・初春ステークス(4歳以上3勝クラス、ダート1200m)に、ブシン(牡4、栗東・森秀行厩舎)が出走する。前走は案外も2走前に同条件で2着に入り現級クラス突破にメドをつけた。
11日(土)の中京最終レース・3歳未勝利(芝1600m)には、デビュー戦で僅差2着のブリックスラテ(牡3、栗東・武幸四郎厩舎)がエントリーしており、2戦目での初勝利を狙う。
1月6日(月)、藤田氏の所有馬ゴーソーファー(牝、美浦・手塚貴久厩舎)が、中山7R・3歳1勝クラス(芝2000m)に出走した。最後方追走から3~4コーナーにかけてのひと捲りで見事な追い込み勝ちを決め、通算成績を3戦2勝とした。オーナー自身は今年の初勝利を飾った。
また、12月29日(日)に大井競馬場で行われた東京大賞典(G1)では、フォーエバーヤング(牡4、栗東・矢作芳人厩舎)が番手抜け出しから後続を寄せつけない貫禄の勝利。
国内ダート戦では敵なしを証明した。これで昨年は一年を通じ、国内外あわせて6戦4勝(海外4戦2勝、地方2戦2勝)。中央競馬での出走こそなかったものの、功績を評価した受賞馬選考委員会からの推薦によりJRA特別賞の受賞が決まった。
【了】
(文●TOM)
2025年1月11日(土)
競馬場 | レース名 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 厩舎 | 着順 |
---|---|---|---|---|---|---|
中京12R | 3歳未勝利 | ブリックスラテ | 牡3 | 荻野極 | 【栗東】矢作芳人 | 15着 |
2025年1月12日(日)
競馬場 | レース名 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 厩舎 | 着順 |
---|---|---|---|---|---|---|
中山6R | 4歳以上1勝クラス | バロン | 牡3 | 横山武史 | 【栗東】手塚貴久 | 12着 |
中京11R | 淀短距離S(L、4歳以上オープン) | ソンシ | 牡4 | 川田将雅 | 【栗東】中内田充正 | 1着 |
中京6R | 3歳未勝利 | エピファランド | 牝3 | 浜中俊 | 【栗東】武幸四郎 | 中止 |
中京6R | 3歳未勝利 | セイキュート | 牝3 | 坂井瑠星 | 【栗東】四位洋文 | 5着 |
2025年1月13日(月)
競馬場 | レース名 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 厩舎 | 着順 |
---|---|---|---|---|---|---|
中山10R | 初春S(3勝クラス) | ブシン | 牡4 | 横山和生 | 【栗東】森秀行 | 5着 |
中京7R | 4歳以上1勝クラス | ラファミリア | 牡4 | 坂井瑠星 | 【栗東】矢作芳人 | 7着 |
【関連記事】
・スペシャルウィーク ~レジェンド・武豊をダービージョッキーに導いた黄金世代の総大将~
・グラスワンダー~不屈の魂を持つ怪物。度重なる骨折を乗り越えグランプリ三連覇~
・ゴールドシップ 〜日本競馬史に残る“きまぐれ王”は引退後もファンに愛されつづける~