今週の福永祐一厩舎は、土曜日は京都競馬場で2頭、日曜日も京都で1頭の合計3頭が出走を予定している。

　注目馬は、21日(土)の11R・阪神カップ（G2、芝1400m）に復活をかけて出走するG1馬のダノンスコーピオン（牡5）。

　福永厩舎に転入後の5戦目となった前走10月のスワンステークス（G2、芝1400m）では、久々にこの馬らしい競馬をみせた。

　トップハンデの58kgを背負っていたが、中団位置から先行集団を射程圏に入れる形でレースを運んだ。

　直線に入り、残り200m地点で脚色が鈍ったものの、馬場の真ん中からまずまずの末脚を発揮して前に迫り、0秒4差の9着に入った。2022年のNHKマイルC優勝から勝利がないが、そろそろ復調のきっかけをつかみたいところだ。

　そのほか、22日(日)の11R・りんくうS（OP、ダート1200m）で昨年のタンザナイトS（OP、芝1200m）以来の勝利を狙うカルネアサーダ（牝5）や、21日の4R・2歳未勝利（芝2000m）でデビュー2戦ともに4着と好走中のルージュレアリーズ（牝2）が出走する。

　先週の福永祐一厩舎は、14日(土)の中京11R・尾頭橋S（3歳以上3勝クラス、ダート1800m）にマルブツプライド（牡5）が単勝3.8倍の1番人気で出走し、僅差の3着だった。

　好スタートから道中は4番手の内めを追走。直線に入って3番手に上がり、外から力強い脚取りで前2頭に迫る。一気に突き抜けそうな雰囲気となったが、最後は勝ち馬と脚いろが同じになり、後方から伸びてきた2着馬にも交わされた。

【了】

（文●TOM）

2024年12月21日（土）

2024年12月22日（日）

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