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【今週の武豊】阪神JFにリリーフィールドで参戦!前走圧勝したナダル産駒のフェデラーにも注目

 今週の武豊騎手は、土曜に京都競馬場で8鞍、日曜も京都で5鞍に騎乗し、合計13鞍を予定している。

 最も注目すべきは、8日(日)にリリーフィールド(牝2、栗東・小崎憲厩舎)とのコンビで参戦する11R・阪神ジュベナイルフィリーズ(G1、牝馬、芝1600m)だ。

 新種牡馬モズアスコット産駒のリリーフィールドは、夏の函館で武豊とのコンビでデビュー。ダートの新馬戦を快勝後に臨んだ函館2歳Sでは、出遅れながらも上がり最速となる末脚で6着に健闘した。

 秋にもみじS(OP)で復帰すると、好位3番手追走から最終コーナーで先頭に立つ強気の競馬で3馬身半差をつける快勝劇をみせた。今回の2歳女王決定戦では、再びレジェンドに手綱が戻る。スピード感あふれる競馬で押し切るシーンも十分ありそうだ。

 同日に行われる9R・オリオンS(3歳以上3勝クラス、芝2200m)ではサブマリーナ(牡3、栗東・庄野靖志厩舎)に騎乗する。

 同馬は神戸新聞杯こそ無念の取り消しとなったが、デビューから4戦3勝、3着1回とほぼパーフェクトな戦歴を残している。圧巻だったのが、仕切り直しの一戦となった10月の清滝特別(3歳以上2勝クラス)。

 8頭立ての少頭数ながら後方を追走し直線で一気に突き抜け、4馬身差の圧勝劇を披露し、断然人気に応えた。クラスは上がるが、同条件で行われる今回もV圏内の位置にいるのは間違いない。

 そのほか、京都6R・2歳1勝クラス(ダート1200m)では、10月に同舞台で行われた新馬戦を1秒8差の大差で圧勝して注目を集めたナダル産駒のフェデラー(牡、栗東・石橋守厩舎)や、7日(土)の京都6R・新馬戦(ダート1800m)でデビューするゴールドドリーム産駒のオーレアミスト(牡2、栗東・友道康夫厩舎)などに騎乗する。

 先週の1日(日)は、サンライズジパング(牡3、栗東・音無秀孝厩舎)とコンビを組んでチャンピオンズC(G1、ダート1800m)に挑んだ。

 自身にとってジャパンカップに続く18年ぶりとなる2週連続のG1勝利がかかっていたが、追い上げ及ばず6着に敗れた。

 好スタートを切って道中は10番手付近の外めを追走。最終コーナーあたりでは4番手にまで位置を上げるも、肩鞭一発が入るズブさもみせた。結局直線では末脚弾けず、流れ込むまでに終わった。

 また、11月30日(土)の京都11R・チャレンジC(G3、芝2000m)では、エアファンディタ(牡7、栗東・池添学厩舎)の手綱をとり、最後方から直線だけで鋭い末脚を引き出して3着に入り、単勝84.4倍の13番人気という低評価を覆した。

【了】

(文●TOM)

2024年12月7日(土)京都競馬場

R レース名 馬名 性齢 斤量 調教師 着順
2R 2歳未勝利 セイフウサツキ 牡2 56.0 松永 幹夫【栗東】 6着
3R 2歳未勝利 フクノフィアーノン 牝2 55.0 武英智【栗東】 4着
5R メイクデビュー京都(2歳新馬) ガンマジーティーピ 牡2 56.0 渡辺 薫彦【栗東】 1着
6R メイクデビュー京都(2歳新馬) オーレアミスト 牡2 56.0  友道 康夫【栗東】 3着
8R  3歳上1勝クラス オコタンペ 牡3 57.0 須貝 尚介【栗東】 除外
9R エリカ賞(2歳1勝クラス) カレンラップスター 牡2 56.0 小林 真也【栗東】 6着
11R リゲルステークス(3歳上オープン) トランキリテ 牡5 57.0 松永 幹夫【栗東】 8着
12R 3歳上2勝クラス グランアルティスタ 牡3 56.0 寺島 良【栗東】 2着

2024年12月8日(日)京都競馬場

R レース名 馬名 性齢 斤量 調教師 着順
4R メイクデビュー京都(2歳新馬) ヤマニンバロネス 牝2 55.0 千田 輝彦【栗東】 1着
6R 2歳1勝クラス フェデラー 牡2 56.0 石橋 守【栗東】 4着
8R 3歳上2勝クラス メイショウタイゲイ 牡5 58.0 荒川 義之【栗東】 1着
9R オリオンステークス(3歳上3勝クラス) サブマリーナ 牡3 56.0 庄野 靖志【栗東】 4着
11R 阪神ジュベナイルF (2歳オープン) リリーフィールド 牝2 55.0 小崎 憲【栗東】 12着

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