【今週のゴルシ産駒】ステイヤーズSにゴールデンスナップが格上挑戦! チャレンジCはコガネノソラなど
今週の中央競馬には、「ゴルシ」の愛称で知られ、現役時代にG1を6勝した名馬ゴールドシップの産駒が、大挙20頭出走する予定だ。破天荒な性格でファンを魅了したゴルシの血を受け継ぐ仔たちが、どんな走りを見せるのか注目したい。
30日(土)、JRA平地最長距離で行われる中山11R・ステイヤーズステークス(G2、芝3600m)に、阪神大賞典5着の実績が光る長距離戦の安定株ゴールデンスナップ(牝4、栗東・田中克典厩舎)が格上挑戦する。
同馬は、前走の古都ステークス(3歳以上3勝クラス、芝3000m)2着を含め、これまですべて2000m以上のレースを使われ、掲示板内をキープしている。今回は、24日終了時点で105勝を挙げ全国リーディング5位につける坂井瑠星が鞍上を務める。今年も海外レースなどで経験値を積み上げ、着実に力をつけている若武者の積極果敢な競馬に期待したい。
また、このレースには2走前の京都大賞典3着、前走のアルゼンチン共和国杯で7着だったメイショウブレゲ(牡5、栗東・本田優厩舎)も出走する。年明けに万葉S(OP、京都・芝3000m)を勝ち、天皇賞(春)でも8着に入着した堅実な差し脚が武器の長距離砲にも、勝機はありそうだ。
同日の京都11R・チャレンジカップ(G3、芝2000m)には、7月のクイーンS(G3)や4月に行われたオークスTRのスイートピーS(L)を制したコガネノソラ(牝3、美浦・菊沢隆徳厩舎)が53kgの恵量で出走する。鞍上にクイーンSで優勝に導いた丹内祐次騎手を配し、秋華賞9着からの巻き返しを目指す。
さらにこのレースには、前走の江の島Sを快勝してOP入りしたマイネルモーント(牡4、美浦・高木登厩舎)も出走する。2頭ともにビッグレッドファーム生産馬で、母の父ロージズインメイの“ニックス配合”でもあり、上位進出があってもなんら不思議はない。
先週24日(日)の東京11R・アーモンドアイカップ(3歳以上3勝クラス、芝2000m)に出走したコスモブッドレア(牡3、美浦・小野次郎厩舎)は好位4、5番手からレースを進めたが、13着に敗れた。
同日に行われた京都5R・3歳以上1勝クラス(ダート1800m)に出走したペネトレイトゴー(セン4、栗東・森秀行厩舎)は、単勝オッズ67.9倍の12番人気ながら、後方追走から直線でよく伸びて0秒2差の3着と好走した。
【了】
(文●TOM)
2024年11月30日(土)
競馬場 | レース名 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 着順 |
---|---|---|---|---|---|
京都5R | メイクデビュー京都(2歳新馬) | マイネルビスマルク | 牡2 | 丹内祐次 | |
京都11R | チャレンジC | マイネルモーント | 牡4 | 田口貫太 | |
京都11R | チャレンジC | コガネノソラ | 牝3 | 丹内祐次 | |
中山3R | 2歳未勝利 | レネガード | 牡2 | 柴田大知 | |
中山3R | 2歳未勝利 | マカナ | 牝2 | 北村宏司 | |
中山3R | 2歳未勝利 | グランツローゼ | 牡2 | 津村明秀 | |
中山4R | 2歳未勝利 | ソラトブツバメ | 牡2 | 野中悠太郎 | |
中山11R | ステイヤーズS | ゴールデンスナップ | 牝4 | 坂井瑠星 | |
中山11R | ステイヤーズS | メイショウブレゲ | 牡5 | 酒井学 | |
中京12R | 3歳以上1勝クラス | コスモエスメラルダ | 牝3 | 斎藤新 |
2024年12月1日(日)
競馬場 | レース名 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 着順 |
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京都4R | 3歳以上障害未勝利 | アースブレイブ | セ7 | 草野太郎 | |
京都4R | 3歳以上障害未勝利 | マイネルメサイア | 牡5 | 江田勇亮 | |
京都9R | 聚楽第特別(2勝クラス) | ルーパステソーロ | 牡6 | 亀田温心 | |
京都9R | 聚楽第特別(2勝クラス) | ウインメイフラワー | 牝5 | 田口貫太 | |
中山5R | 2歳新馬 | シップオブラヴ | 牡2 | 内田博幸 | |
中山5R | 2歳新馬 | マイネルアウルム | 牡2 | 柴田大知 | |
中山8R | 3歳以上2勝クラス | ストキャスティーク | 牝5 | 長浜鴻緒 | |
中山10R | 市川S(3勝クラス) | マンマリアーレ | 牝4 | 荻野極 | |
中京2R | 3歳以上1勝クラス | ホワイトターフ | 牝5 | 岩田望来 | |
中京12R | 栄特別(1勝クラス) | キャントウェイト | 牡3 | 国分優作 |
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