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【今週の武豊】キタサンブラック半弟アルマデオロがデビュー!エリザベス女王杯はハーパー騎乗

text by TOM

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Getty Images

 今週の武豊騎手は、土曜に京都競馬場で3鞍、日曜も京都でエリザベス女王杯(G1、芝2200m)など6鞍に騎乗し、合計9鞍を予定している。

 10日(日)の京都11R・エリザベス女王杯では近走は冴えない着順が続くが、一変の可能性があるハーパー(牝4、栗東・友道康夫厩舎)に騎乗する。

 ハーパーは、昨年の牝馬クラシック路線で上位争いを演じ、エリザベス女王杯でも3着に好走した。ところが続く有馬記念9着から3戦連続で大きく着順を落としてしまう。

 前走の府中牝馬S(G2)では、武豊騎手が初騎乗して仕切り直しを図ったが、直線でレースをやめてしまうような形となり15着に敗れた。今回は初めてブリンカーをつけて臨む予定となっており、名手の手腕で復活を期待したい。

 また今週は、期待の2歳馬3頭の手綱を握ることになっている。1頭目は10月の新馬戦で味な競馬をみせて差し切り、初陣を飾ったキタサンブラック産駒のヤマニンブークリエ(牡、松永幹夫厩舎)を駆り、10日(日)の9R・黄菊賞(2歳1勝クラス、芝2000m)にデビュー2連勝をかける。

 また、5Rの新馬戦(芝2000m)ではコンビでG1・6勝を挙げたキタサンブラックの半弟となるアルマデオロ(父レイデオロ・牡、栗東・清水久詞厩舎)に、9日(土)の5R・新馬戦では2023年のセレクトセールにおいて2億9000万円(税抜)で取り引されたアスクセクシーモア(牡、福永祐一厩舎)に騎乗する。

 先週は、アメリカのデルマー競馬場で行われたブリーダーズカップ2日目の日本時間3日(日・祝)にBCディスタフ(G1、ダート1800m)でデビューから7戦無敗のオーサムリザルト(牝4、栗東・池江泰寿厩舎)に騎乗予定であった。ところがレース当日の獣医師検査の結果、無念の出走取消となった。陣営にとっては残念な形となったが、次走以降の立て直しを期待したい。

 日本時間2日(土)はブリーダーズカップジュベナイル(G1、ダート1700m)で1戦1勝のシンビリーブ(牡2、栗東・森秀行厩舎)に騎乗した。レース途中に捲るような競馬で見せ場をつくったものの、直線で伸びを欠き10着に終わった。

 その後は、すぐに日本へ帰国し、4日(休・月)に地方・佐賀競馬場で行われたJBCクラシック(Jpn1、ダート2000m)に、22年ジャパンダートダービー(Jpn1)の覇者ノットゥルノ(牡5歳、栗東・音無秀孝厩舎)とのコンビで臨むも5着に敗れた。

 またJBCスプリント(Jpn1、ダート1400m)では、古馬混合の交流重賞を連勝中で1番人気に支持されたチカッパ(牡3歳、栗東・中竹和也厩舎)に騎乗し、直線で内から急追するも、ハナ差及ばず2着となった。

【結果】2024年11月9日(土)京都競馬場

R レース名 馬名 性齢 斤量 調教師 着順
5 メイクデビュー京都(2歳新馬) アスクセクシーモア 牡2 56.0 福永 祐一(栗東) 14着
6 3歳上1勝クラス ホルトバージ 牡3 56.0 寺島 良(栗東) 2着
10 室町ステークス(3歳上オープン) エスカル 牡3 56.0 森 秀行(栗東) 10着

【結果】2024年11月10日(日)京都競馬場

R レース名 馬名 性齢 斤量 調教師 着順
5 メイクデビュー京都(2歳新馬) アルマデオロ 牡2 56.0 清水 久詞(栗東) 取消
8 3歳上2勝クラス スピリットワールド 牡5 58.0 石橋 守(栗東) 10着
9 黄菊賞(2歳1勝クラス) ヤマニンブークリエ 牡3 56.0 松永 幹夫(栗東) 2着
10 ラッキーライラックC(3歳上3勝クラス) サイモンザナドゥ 牡4 58.0 小林 真也(栗東) 2着
11 エリザベス女王杯(3歳上オープン) ハーパー 牝4 56.0 友道 康夫(栗東) 17着
12 ドンカスターカップ(3歳上2勝クラス) モズアンタレス 牝4 56.0 飯田 祐史(栗東) 5着

【了】

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