日本で馬券が発売される4競走の海外有力馬情報! 日本馬のライバルは?【ブリーダーズカップ】
いよいよ今週末に迫ってきた、ブリーダーズカップウィーク。今年も複数の日本馬が参戦を予定しており、BCクラシック、BCターフ、BCマイル、BCフィリー&メアターフの4競走に関しては、日本でも馬券発売が行われる。ということでこの記事では、馬券が発売される4競走に関して、海外の有力馬について紹介する。
【BCクラシック】
(ウシュバテソーロ、デルマソトガケ、フォーエバーヤング出走予定)
・シティオブトロイ
ここまで7戦6勝で、今年の英ダービーを含むG1・4勝馬。日本からドゥレッツァが参戦した英インターナショナルSでの、圧巻の逃げ切り勝ちを記憶しているファンも多いことだろう。
ダートは初挑戦となるが、父ジャスティファイは無敗の米ダート三冠馬。BCクラシック初制覇を狙うA.オブライエン調教師の夢を叶えることができるか、楽しみな一戦となる。
・フィアースネス
ここまで8戦5勝で、前走のトラヴァーズSを含むG1・3勝馬。フォーエバーヤングと対戦したケンタッキーダービーでは15着と大敗したが、その後立て直して連勝。
シティオブトロイや日本勢を迎え撃つ、地元アメリカ勢の大将格としてここは負けられない。
【BCターフ】
(シャフリヤール、ローシャムパーク出走予定)
・レベルスロマンス
一昨年のBCターフ覇者で、今年のドバイシーマCで日本勢を従えて勝利した、日本のファンにもお馴染みの馬。G1・6勝の実績もさることながら、世界各国でG1を勝利している精神的なタフさが強み。
今年に入ってからG1を3勝しているとおりに6歳を迎えても衰えはなく、BCターフ2勝目の可能性も十分。
・エミリーアップジョン
昨年のコロネーションCでは、後の凱旋門賞2着馬ウエストオーバーを破って勝利。それ以来約1年5ヶ月もの間、勝利から遠ざかっているが、前走の3着だったヴェルメイユ賞で接戦を演じた2頭が次走の凱旋門賞でもワンツーフィニッシュを飾った。
久々となるデットーリ騎手とのコンビ復活で、ドバイシーマCで先着を許したレベルスロマンスやシャフリヤールにリベンジを誓う。
【BCマイル】
(ジオグリフ、テンハッピーローズ出走予定)
・ノータブルスピーチ
ここまで7戦5勝で、今年の英2000ギニーを無敗で勝利した。その後、サセックスSで古馬撃破も果たしており、G1・2勝。
前走のムーンランドロンシャン賞は深くて重い馬場に苦戦して伸び切れなかったが、そのぶんアメリカの比較的軽い芝は合いそうなタイプだ。
・ポータフォーチュナ
ここまで【7-3-1-0】と、3着以内率100%の3歳牝馬。特に今年に入ってからは、半年ぶりの実戦となった英1000ギニーで2着の後からG1を3連勝中。
勢いはこのメンバーでも随一のものがあり、破竹のG1・4連勝でBCマイル制覇となっても驚けない。
【BCフィリー&メアターフ】
(アリスヴェリテ出走予定)
・シンデレラズドリーム
ここまで7戦6勝で、ベルモントオークス勝ち馬。4戦4勝で迎えた英1000ギニーで7着に敗れてからは、アメリカで距離を延長して連勝を収めている。
軽い芝が合っている印象で、まだ中距離では底を見せていない。さらなる距離延長もプラスに働きそうだ。
・コンテント
今年の愛オークスで1番人気に推され、その後ヨークシャーオークスでG1初制覇。3歳馬ながら、ここまで14戦と豊富なキャリアを誇る点も強みだ。
ここ2戦はロンシャンとアスコットの重い馬場に苦戦したが、今回はアメリカの比較的軽い馬場。コース替わりで一変があっても驚けない。
【了】
(文●中西友馬)