HOME » ニュース » 最新情報 » ダートの祭典JBC2024が開催!中央ではアルゼンチン共和国杯など4重賞【今週の注目レース】

ダートの祭典JBC2024が開催!中央ではアルゼンチン共和国杯など4重賞【今週の注目レース】

text by 中西友馬

King's Sword
第23回JBCクラシック競走を制したときのキングズソード

 今週の中央競馬は開催替わり。東京と京都は引き続きの開催されるが、今週から「5回東京」と「6回京都」がスタートする。また先週で新潟開催が終わり、今週は福島の開幕週となる。中央競馬ではG1開催こそないが、G2アルゼンチン共和国杯など4鞍の重賞が組まれている。さらに地方競馬では、佐賀競馬場と門別競馬場で、ダート競馬の祭典JBCが行われる。

 3日(日)には、東京競馬場アルゼンチン共和国杯(GⅡ・芝2500m)が行われる。

 注目は、同舞台で行われた春の目黒記念で、勝ち馬とタイム差なしの3着に好走したクロミナンス(牡7、美浦・尾関知人厩舎)。重賞では3着、2着、3着と惜敗が続いているが、7歳ながらキャリアはまだ13戦と馬も若々しく、重賞初制覇が期待される。

 その他にも、3戦連続で上がり最速をマークし、決め手が強烈なセレシオン(牡5、栗東・友道康夫厩舎)や、札幌2600mのOPを連勝中で豊富なスタミナが魅力のショウナンバシット(牡4、栗東・須貝尚介厩舎)も出走を予定している。

 同日の京都競馬場では、みやこステークス(GⅢ・ダ1800m)が行われる。注目は、前走のシリウスSで59キロを背負いながら2着に好走したオメガギネス(牡4、美浦・大和田成厩舎)。

 別定戦の今回は57キロで出走が叶い、京都千八の舞台も2走前に7馬身差で圧勝。前走から好転した条件で、重賞初挑戦に挑む。

 その他にも、芝のG1馬で、ダートでは昨年のチャンピオンズC3着の実績があるドゥラエレーデ(牡4、栗東・池添学厩舎)や、同じく芝との二刀流でホープフルS3着、JDC3着の実績があるサンライズジパング(牡3、栗東・音無秀孝厩舎)も出走を予定している。

 また2日(土)には、東京競馬場京王杯2歳ステークス(GⅡ・芝1400m)が行われる。

 注目は、小倉2歳S覇者のエイシンワンド(牡2、栗東・大久保龍志厩舎)。メンバー中唯一の2勝馬で、これまでの2戦とも左回りで勝利しているのも心強い。初の1400mがカギとなるが、番手から抜け出すレースセンスの高さを見せており、こなしても不思議ではない。

その他にも、サウジアラビアRC3着のマイネルチケット(牡2、栗東・宮徹厩舎)や、そのサウジRCを勝利したアルテヴェローチェと新馬戦でクビ差の接戦を演じたヒシアマン(牡2、美浦・堀宣行厩舎)も出走を予定している。

 そして同日の京都競馬場では、ファンタジーステークス(GⅢ・芝1400m)が行われる。

 注目は、札幌千二で連勝を果たしたカワキタマナレア(牝2、栗東・杉山佳明厩舎)。2戦ともに鮮やかな差し切り勝ちで、距離の融通は利きそうな印象。どちらかというと、父ヘニーヒューズから軽い芝でどうかという懸念はあるが、その点もあっさりクリアするようなら、今後が楽しみになる。

 その他にも、今回と同舞台のりんどう賞を制したヴーレヴー(牝2、栗東・武幸四郎厩舎)や、白毛のインパクトもさることながら、味のある競馬で新馬勝ちを果たしたゴージャス(牝2、栗東・四位洋文厩舎)も出走を予定している。

 そして地方競馬では、4日(月)に佐賀競馬場と門別競馬場でJBC4競走が行われる。今年は、初のJBC開催となる佐賀競馬場に豪華メンバーが集結する。中央・地方の威信を懸けた、熱い戦いが繰り広げられる。

今週の重賞スケジュール

10/31(木)
エーデルワイス賞(JpnⅢ・門別)

11/2(土)
京王杯2歳ステークス(GⅡ・東京)
ファンタジーステークス(GⅢ・京都)

11/3(日)
アルゼンチン共和国杯(GⅡ・東京)
みやこステークス(GⅢ・京都)

11/4(月)
JBC2歳優駿(JpnⅢ・門別)
JBCレディスクラシック(JpnⅠ・佐賀)
JBCスプリント(JpnⅠ・佐賀)
JBCクラシック(JpnⅠ・佐賀)

【了】