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【今週の武豊】頼もしい相棒ドウデュースと挑む秋の盾! 「結果で応えたい」

text by TOM

Yutaka Take

 今週の武豊騎手は、土曜に京都競馬場でスワンステークス(G2)など4鞍、日曜は東京で天皇賞・秋(G1)を含む6鞍に騎乗し、合計10鞍を予定している。

 先週は20日(日)の京都11R・菊花賞(G1)で、単勝オッズ23.6倍で7番人気の伏兵アドマイヤテラ(牡3、栗東・友道康夫厩舎)に騎乗。最終コーナーで外から果敢に3番手へ浮上し、見事に3着に導いた。土日ともに京都で8鞍ずつのフル騎乗を果たし、6勝、2着3回の大活躍だった。

 絶好調の“レジェンド”は27日(日)、今年限りで引退を表明しているG1・3勝の相棒ドウデュース(牡5、栗東・友道康夫厩舎)とのコンビで天皇賞(秋)に挑む。

 昨年の天皇賞(秋)は、レース当日に他のレース騎乗後、装鞍所で下馬した際に負傷し、無念の乗り替わりとなってしまった。23日(木)に更新された自身のオフィシャルサイトで「今年こそはまず無事に乗ること。そして、今年こそは望む結果も持ち帰りたい」と意欲を語っている。

 また同日に行われた共同記者会見では「今年の春2戦(ドバイターフ5着、宝塚記念6着)が本当に悔しい結果なので、『次こそは』というのは、宝塚(記念)の後からずっと思っていること」と振り返りつつ、「今度こそ、彼(ドウデュース)らしい走りをしたい気持ちで、なんとか結果で応えたいと思っています」と巻き返しを誓った。

 26日(土)の京都11R・スワンステークス(G2、芝1400m)では、6月のラジオNIKKEI賞を勝利したオフトレイル(牡3、栗東・吉村圭司厩舎)の手綱を握る。ここまで8戦3勝で、1400mは初めての距離となる。

 同日の京都1Rと2Rに組まれている2歳未勝利では、デビューから2戦連続2着のキョラムン(牝、栗東・石橋守厩舎)と、初戦でスピードを活かした逃げで、2着に好走した米国産馬シュパネントウィル(牡、栗東・吉村圭司厩舎)に騎乗する。ともに人気を集めそうな今回、絶好調の手腕で2頭の初勝利を手繰り寄せることができるか。

 27日は、東京10R・エイシンフラッシュカップ(3歳以上3勝クラス、ダート1300m)で、2020年の米年度代表馬Authenticの全弟ブシン(牡3、栗東・森秀行厩舎)に騎乗する。藤田晋氏の所有のブシンとのコンビでは、5戦2勝、2着2回と好相性でもあり、期待が寄せられる。

 また東京4R・2歳新馬(ダート1600m)で「G1サラブレッドクラブ」で募集総額2000万円のマジェスティックウォリアー産駒アールオブケント(牡、栗東・新谷功一厩舎)や2R・2歳未勝利(芝1600m)でデビュー2戦ともに惜しい競馬が続いているアドマイヤマーズ産駒のナクライト(牡、美浦・国枝栄厩舎)に騎乗する予定となっている。

【結果】2024年10月26日(土)京都競馬場

R レース名 馬名 性齢 斤量 調教師 着順
1 2歳未勝利 キョラムン 牝2 55.0 石橋 守(栗東) 5着
2 2歳未勝利 シュパネントウィル 牡2 56.0 吉村 圭司(栗東) 2着
9 3歳上2勝クラス ラッジオ 牝4 56.0 大竹 正博(美浦) 10着
11 MBS賞スワンS 3歳上オープン オフトレイル 牡3 55.0 吉村 圭司(栗東) 2着

【結果】2024年10月27日(日)東京競馬場

R レース名 馬名 性齢 斤量 調教師 着順
2 2歳未勝利 ナクライト 牡2 56.0 国枝 栄(美浦) 4着
4 メイクデビュー東京 2歳新馬 アールオブケント 牡2 56.0 新谷 功一(栗東) 16着
6 3歳上1勝クラス ドリームクルーズ 牝3 54.0 戸田 博文(美浦) 8着
9 国立特別 3歳上2勝クラス ラファドゥラ 牝4 55.0 小島 茂之(美浦) 2着
10 エイシンフラッシュC 3歳上3勝クラス ブシン 牡3 57.0 森 秀行(栗東) 14着
11 天皇賞(秋) 3歳上オープン ドウデュース 牡5 58.0 友道 康夫(栗東) 1着