【秋華賞】人類はふたたび神の前にひれ伏すのか……「ルメール様に睨まれた戸崎さん」考察
text by 中毒じゃない象さん
今週京都競馬場で行われる秋華賞。世間では、桜花賞馬・ステレンボッシュ(戸崎圭太)とオークス覇者のチェルヴィニア(C.ルメール)の2強ムードである。そこで今回競馬チャンネルでは、『ルメール自信あります専門家』として名を馳せる中毒じゃない象さん(@chudokuzzz)氏に、秋華賞の考察を依頼した。人類は神の前にひれ伏すしかないのだろうか……?
神に挑みし人類代表
10月13日(日)に、3歳牝馬三冠の最終戦、秋華賞が行われる。
想定人気では、桜花賞を制したステレンボッシュが1番人気、オークスを制したチェルヴィニアが2番人気となっており、それぞれ戸崎さんとルメール様が騎乗予定だ。
つまり、現人神であるルメール神に、人間代表である戸崎さんが挑む形になる。
神に人間ごときが勝負を挑む時点で、勝敗は明白かもしれない。
桜花賞はルメール様が不在だったためチェルヴィニアにステレンボッシュは勝つことができたという意見も散見されるし、実際ルメール神が舞い戻られたオークスではチェルヴィニアの前にステレンボッシュは屈している。
先週行われた毎日王冠においても、ルメール様と戸崎さんはシックスペンスとローシャムパークで1番人気と2番人気を分け合ったが、結果はルメール様が1着、戸崎さんは10着と明暗分かれることとなった。
結果として、競馬民の中にはこんなポストをする安直な輩も出ている始末だ。
それでも同じ人間として、戸崎さんには頑張ってほしいと思う。
神に憧れを持ち、神に到達せんとするのは人間の性なのだ。
戸崎さんはそういった悲しい人間の象徴ともいえる。
ここは過去成績を分析しながら、戸崎さんが勝つチャンス、つまりは人間というものの可能性について考えていこう。