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【今週の藤田晋】シンエンペラーが凱旋門賞に挑戦! 日本馬初の快挙へ。フォーエバーヤングはJDCを快勝

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藤田晋氏(Getty Images)

   

 今週の競馬では、人気アプリゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』などで知られるサイバーエージェントの藤田晋代表取締役が所有する競走馬が、水曜に大井競馬場で1頭出走し、週末には中央競馬と海外競馬で計7頭が出走予定だ。

 注目は凱旋門賞・G1(6日、パリロンシャン競馬場)に挑むシンエンペラー(牡3、矢作芳人厩舎)である。彼の全兄は2020年の凱旋門賞馬ソットサスで、デビュー前からその血統に期待が集まっていた。

 シンエンペラーはデビューから2連勝で重賞を制し、ホープフルステークスでは2着。クラシック初戦の皐月賞では5着に終わったが、東京優駿では3着に食い込み、その実力を証明した。そして、この結果を受け、矢作調教師は凱旋門賞挑戦を正式に発表した。

 前走のアイリッシュチャンピオンステークスでは、1着に1馬身差の3着と好走し、本番に向けての調整も順調のようだ。凱旋門賞の舞台であるパリロンシャン競馬場の重馬場は日本馬には不利とされるが、シンエンペラーは血統面での適性が期待されている。

 もしシンエンペラーが勝利すれば、日本調教馬として初の凱旋門賞制覇となり、さらに兄弟での凱旋門賞制覇という歴史的快挙が達成されることになる。

 今年の凱旋門賞から目が離せない。

 また中央競馬では、10月5日(土)東京11Rのサウジアラビアロイヤルカップ(G3、芝1600m)にシンフォーエバー(牡2、森秀行厩舎)が出走する。

 シンフォーエバーは8月の新潟1600m戦でデビュー。スタートから主導権を握り、逃げ切りで勝利を収めた。しかし、二戦目の新潟2歳ステークスでは速いペースに対応できず、直線で失速して9着となった。今回は巻き返しを狙う一戦だが、アルレッキーノなど手強い相手が揃っている。ここを勝利し、来年のクラシック候補として名乗りを挙げられるか。

 さらに、10月2日(水)に行われた大井競馬場のジャパンダートクラシック(Jpn1、ダート2000m)では、フォーエバーヤング(牡3、矢作芳人厩舎)が1番人気に応え、見事1着となった。次走は11月2日、アメリカ・デルマーで行われるブリーダーズカップクラシック(G1、ダート2000m)を目指す。

【結果】2024年10月2日(水)大井競馬場

R レース名 馬名 性齢 斤量 着順 人気 調教師(所属)
11 ジャパンダートクラシック(JpnI) フォーエバーヤング 牡3 57.0 1着 1人 矢作芳人(栗東)

【結果】2024年10月5日(土)

R レース名 馬名 性齢 斤量 着順 人気 騎手 厩舎
東京11R サウジアラビアRC シンフォーエバー 牡4 56.0 4着 6人 菅原明良(美浦) 森秀行 (栗東)
東京7R 3歳以上1勝クラス リプレゼント 牡4 58.0 10着 4人 横山武史(美浦) 高柳瑞樹 (美浦)
京都3R 2歳未勝利 ジャスタパーティー 牡2 56.0 7着 6人 団野大成(栗東) 杉山晴紀(栗東)
京都3R 2歳未勝利 セイキュート 牝2 54.0 4着 5人 田口貫太(栗東) 四位洋文(栗東)
新潟5R 2歳新馬 バニーラビット 牡2 56.0 1着 1人 荻野極(栗東) 武幸四郎(栗東)

【結果】2024年10月6日(日)

R レース名 馬名 性齢 斤量 着順 人気 騎手 厩舎
東京5R 2歳新馬 エピファランド 牝2 55.0 2着 3人 田辺裕信(美浦) 武幸四郎 (栗東)

2024年10月6日(日)パリロンシャン競馬場

R レース名 馬名 性齢 斤量 着順 人気 騎手 厩舎
6R 凱旋門賞 シンエンペラー 牡3 55.0 12着 3人 坂井瑠星(栗東) 矢作芳人(栗東)