HOME » ニュース » 最新情報 » 【AJCC・勝利の本質】3番人気ショウヘイは、なぜ勝てたのか?気になる3頭を10点満点で採点

【AJCC・勝利の本質】3番人気ショウヘイは、なぜ勝てたのか?気になる3頭を10点満点で採点

text by 中西友馬
2025年AJCCを制した時のショウヘイ
2025年AJCCを制した時のショウヘイ

1月25日(日)に行われたアメリカジョッキークラブカップでは、3番人気のショウヘイが優勝を飾った。一方で、上位人気ながら惜敗した馬や、下位人気ながら好走した馬もおり、その走りをどのように評価するべきなのか。そこで今回は、レース後に注目すべき3頭を取り上げ、「パフォーマンス」「舞台適性」「今後の伸びしろ」の三つの観点から、それぞれを点数化しながら検証していく。[1/2ページ]
——————–

注目馬3頭の採点

ショウヘイ

着順:1着(3番人気)
パフォーマンス:9
舞台適性:7
今後の伸びしろ:10

 ブリンカー効果も大きかったであろうアウスヴァールの行きっぷりが良く、2番手エヒト、3番手ノースブリッジ、4番手ショウヘイまではバラバラの展開。

 こういう縦長の展開ではよくありがちなことで、先頭アウスヴァールの1000m通過58秒7は確かに速いが、ショウヘイの位置で目視10馬身以上は離れており、推定61秒前後。

 これだけの能力を持った馬が、不利も受けるはずのないこの位置に収まれば、楽勝するだろうといった競馬であり、直線楽に抜け出して1馬身半差の快勝。

 やはり「調教診断」の記事で書いたように、同じ菊花賞以来となるジョバンニと比べて仕上げてきており、今週も明け4歳馬が強さを見せた形となった。

 菊花賞後のレース回顧にも書いたが、本質的にはレース上がりが33〜34秒台となるような、上がりの速い競馬が得意なタイプ。今回は川田騎手の位置どりの巧さも光ったが、レース上がり36秒9の中で結果を出せたことは大きく、今後のレース選択の幅が広がったといえる。

ドゥラドーレス

着順:2着(1番人気)
パフォーマンス:10
舞台適性:10
今後の伸びしろ:7

 ショウヘイの回顧を読んでもらえれば分かるが、レース展開からして一番強い競馬をしたのはこの馬。道中縦長の馬群を中団後方寄りから進め、直線では猛然と追い込むも、エヒトを捕らえるのがやっとの2着。

 1番人気を裏切る敗戦とも取れるが、位置どりを考えればこれが精一杯で、どんな展開でも脚を使えるこの馬だからこそ、2着まで持ってこれたといえるだろう。7歳馬だけに今後の伸びしろとなると難しい部分もあるが、急坂で一気に前との差を詰めたところを見ても、やはり中山への適性はかなり高い。

 これで4戦連続の2着で重賞初制覇はまたもお預けとなったが、終い一手の脚質を考えれば、素晴らしい安定感。コース・展開問わずにしっかりと結果を残しており、ズブズブ決着になるようなレースであれば、G1でも大きな仕事をやってのける可能性も十分ある。

1 2