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【敗戦の本質 中山金杯 ・有力馬の採点】カラマティアノスやアンゴラブラックなどのレース内容を徹底回顧

text by 中西友馬
2026年中山金杯
2026年中山金杯

1月4日(日)に行われた中山金杯では、7番人気のカラマティアノスが優勝を飾った。一方で、上位人気を背負いながら敗れた馬もおり、その走りをどのように評価するべきなのか。そこで今回は、レース後に注目すべき3頭を取り上げ、「パフォーマンス」「舞台適性」「今後の伸びしろ」の三つの観点から、それぞれを点数化しながら検証していく。[1/2ページ]
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注目馬3頭の採点

カラマティアノス

着順:1着(7番人気)
パフォーマンス:9
舞台適性:6
今後の伸びしろ:7

 ここ2戦でマイルの速い流れを経験していたことが生きたのか、いつもと比較してかなり出脚が良く、前の3頭を見る形で少し離れた4番手の位置をキープ。3〜4角の中間あたりで持ったまま前に並びかけると、直線では内のリカンカブールを競り落とし、後続の追い上げも辛くも凌ぎ切って勝利を収めた。

 勝ち馬にふさわしくないようなパラメータとなっているが、正直なところ、色々なことが上手く重なった勝利であることは確か。同じ重賞2着馬でありながら、アンゴラブラックには実質2キロもらいの55キロ。前3頭が少し引き離す形の4番手も、完璧なポジションであった。

 他馬を圧倒する強さを感じる勝利ではなかったが、共同通信杯でマスカレードボールと1馬身差の2着だった素質馬が復活。これまで良績のない中山コースと2000mで結果を出したことも評価でき、脂の乗った明け4歳馬が不振を脱したのであれば、今後に期待が持てる。

アンゴラブラック

着順:2着(1番人気)
パフォーマンス:10
舞台適性:10
今後の伸びしろ:9

 道中は勝ち馬のすぐ後ろにいたが、勝負どころで動いたところで外からマイネルモーントにかぶされたぶん一緒に動けず。直線でもマイネルモーントにフタをされて外へと持ち出せなかったが、残り200mを切ってからエンジンがかかって猛追。最後はハナ差まで追い詰めたが、わずかに及ばず2着となった。

 勝ち切ることはできなかったが、やはりこれまで②①④①着と好相性を誇ってきた中山コースでは、今回も崩れず2着に好走。勝ち馬とのハナ差は、内に押し込められて仕掛けが遅れたことと、牝馬で55キロを背負っていたぶんを考えれば、明らかに互角以上。

 5歳馬ながら今回がキャリア8戦目であり、全成績は【4-3-0-1】。2000m以下では7戦7連対と底を見せておらず、今回の馬体重もデビュー以来最高馬体重の480キロ。まだまだ伸びしろの感じられる馬であり、牝馬限定戦であれば重賞初制覇は時間の問題。

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