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④ペルーサ
父:ゼンノロブロイ
母:アルゼンチンスター
母父:Candy Stripes
性別:牡馬
生年月日:2007年3月20日
調教師:藤沢和雄(美浦)
馬主:山本英俊
戦績: 28戦5勝 [5-3-1-19]
主な勝ち鞍:青葉賞(GⅡ)
馬名の由来:ディエゴ・マラドーナの愛称
ハットトリックのラストラン直前となる、2007年の3月。このタイミングでこの世に生を受けたのが、ペルーサであった。ペルーサとは、ポルトガル語で「毛深い子」といった意味で、アルゼンチンの英雄マラドーナの愛称である。ペルーサの母はアルゼンチンスターという馬で、そこから連想してつけられたと言われている。
そんなペルーサは、2009年の11月にデビューすると、デビューから無傷の3連勝で皐月賞トライアルの若葉Sを勝利。しかし、エンジンのかかりが遅い同馬に、中山のコース形態は合わないと判断され、皐月賞は見送り。青葉賞からダービーを目指すこととなる。
そして、青葉賞も快勝して4戦4勝で挑んだダービー。皐月賞馬ヴィクトワールピサに次ぐ2番人気の支持を集めるも、出遅れが響いて6着。デビューからの連勝は4でストップした。この出遅れ癖は、ペルーサの代名詞となっている。その後は、その出遅れ癖が影響するレースもあってなかなか勝ち切れず、さらに5歳時にはノド鳴りも判明。2度に渡る手術により、6歳シーズンはレースに出走することすらできなかった。
手術を経て復帰した後も、勝利はおろか掲示板に載ることすらできないレースが続いて迎えた、8歳時の札幌日経OP。課題のスタートを決めると、途中からハナを奪って逃げ切り勝ち。これは3歳時の青葉賞以来、なんと約5年3ヶ月ぶりの勝利。1925日ぶりの勝利は、当時のJRA最長間隔勝利であった。
現役引退後は種牡馬となり、数少ない産駒の中から、リステッド競走のヒヤシンスSを制したラペルーズを輩出した。現役時代の成績で言うと重賞1勝のみであったが、出遅れ癖や8歳での復活勝利など、話題にのぼることが多かったペルーサ。ファンからとても愛された個性派であった。