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9位 アマゾンオペラ(4億3,198万円)

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性別:牡馬
所属:出川克己(船橋)→林正夫(北海道)
戦績:53戦17勝 [17-4-2-30]
主な勝ち鞍:川崎記念(重賞)、報知オールスターC(重賞) 、NTV盃(重賞)

 地方と中央の交流競走が本格的に始まった1995年、その時代に地方総大将として君臨していたのがアマゾンオペラである。交流重賞での勝利こそなかったものの、4億3198万円もの賞金を獲得した名馬だった。

 1994年に船橋でデビューしたアマゾンオペラは、翌年の報知オールスターカップまでの15戦で、すべて連対を果たすという圧巻の記録を樹立。その中には、交流重賞となった帝王賞も含まれていた。同レースでは、勝利こそ中央から遠征してきたライブリマウントに譲ったものの、3着以下を大きく引き離しての2着。地方の雄として、その実力を存分に示した。

 その後もグランドチャンピオン2000やNTV盃など、地元南関東の重賞を次々と制覇。しかし、交流重賞のタイトルにはどうしてもあと一歩届かなかった。それでも、地方重賞のみでこれだけの賞金を積み上げた実績は見事というほかない。もし生まれた時代がもう少し遅ければ、コスモバルクやメイセイオペラをも上回る賞金を稼いでいた可能性すら感じさせる。

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