③キングスコール
父:ドゥラメンテ
母:レインオンザデューン
母父:Frankel
性別:牡馬
生年月日:2022年3月2日
馬主:DMMドリームクラブ(株)
戦績:1戦1勝 [1-0-0-0]
主な戦績:2歳新馬
現在休養中のキングスコールも、ドゥラメンテ産駒ラストクロップの1頭。セレクトセール4950万円で取り引きされた同馬は、DMMドリームクラブで2000口募集。そのため、デビュー前から注目している人は比較的多かったのではないだろうか。
そして迎えた7月の新馬戦。札幌芝1800mでデビューしたのだが、レース前のパドックで助手を振り切って放馬。パドックの出口で止まったため事なきを得たが、父ドゥラメンテ譲りの気性の強さが垣間見えた。しかしレースでは、好スタートから道中2番手を追走。まくってきた馬に合わせるように残り4Fで先頭に立つと、直線では1番人気のテリオスララ(のちの阪神JF3着馬)以下を突き放して3馬身差の快勝。勝ち時計は、ソダシの持っていた2歳コースレコードを約4年ぶりに更新する、1分47秒8であった。
レース後、陣営は札幌2歳Sへの出走を名言していたが、ソエが出たことにより回避。さらにその後、軽度の骨折が発覚したため、手術を受けて3歳シーズンに備えることとなった。注目の復帰戦だが、当初きさらぎ賞という話が出ていたが、良化度合いがスローなため後ろ倒し。現状は1勝クラスを使うか、弥生賞に直行して皐月賞の切符を狙うか検討中とのこと。
いずれにせよ、まだ1戦しか走ってないにも関わらず、陣営のコメントの端々からはこの馬に対する期待の高さが見て取れる。新ひだか町の飛野牧場生産のキングスコールだが、先輩には2019年のダービー馬ロジャーバローズがいる。飛野牧場出身の新たなスターとなっていけるか、復帰戦が楽しみである。