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GII アメリカジョッキークラブカップのデータ分析【過去の結果 – 1980年以降|重賞データ 】

1960年に日米友好の一環として、アメリカのジョッキークラブから優勝杯を贈呈されたことを契機に創設されたAJCC。長年高額賞金の中距離重賞として関東では確固たる地位を確立しており、近年でもダノンデサイル、ブラストワンピース、ルーラーシップなど多くの有力馬が同レースを制している。本記事では、過去10年間の傾向を分析するとともに、歴代優勝馬の一覧を振り返る。[1/2ページ]

ChuckNate
第65回AJCCを制した時のチャックネイト

過去10年の傾向(2016〜2025年)

◯1番人気の成績

勝率:30.0%
連対率:60.0%
複勝率:60.0%

AJCCにおける1番人気馬の成績は若干低い水準となっている。AJCCはG1競走勝ち馬、牝馬限定G1競走勝ち馬、G2競走(除牝馬限定)勝ち馬に追加の負担重量を定めており、実績馬が少し重い斤量を背負うことも背景にあるだろう。

◯3連単の配当傾向

平均値:106,599円
中央値:26,820円
最高値:720,760円(2022年 キングオブコージ)
最低値:10,540円(2020年 ブラストワンピース)

3連単の配当傾向は、直近10年では10000円を下回る年がなく、比較的高い水準となっている。特に2022年は11番人気マイネルファンロンの激走、2.0倍の1番人気オーソクレースが馬券外に沈んだこともあり、70万円超えの高配当を記録した。

◯走破タイム傾向(※良馬場のみ)

平均タイム:2分12秒7
最速タイム:2分11秒9(2017年 タンタアレグリア)
最遅タイム:2分13秒7(2019年・2023年)

走破タイムは同条件のセントライト記念、オールカマーと比較しても大きな違いは少ない。なお、昨年のオールカマーでは中山巧者として知られるレガレイラが2分10秒台の好タイムを記録し、その後エリザベス女王杯を制している。

年齢別成績

年齢 1着 2着 3着 連対数 複勝圏内
4歳 3 4 3 7回(35.0%) 10回(33.3%)
5歳 3 1 3 4回(20.0%) 7回(23.3%)
6歳 3 2 2 5回(25.0%) 7回(23.3%)
7歳 1 2 1 3回(15.0%) 4回(13.3%)
8歳 0 1 1 1回(5.0%) 2回(6.7%)

年齢別成績では、古馬になったばかりの4歳馬の活躍が目立つ。特にフィエールマン(19年2着)、アリストテレス(21年1着)、ヴェルトライゼンデ(21年2着)など、クラシック競走を勝てなかった馬が有馬記念に向かわず、菊花賞から直行し好走するパターンも多い。

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