HOME » コラム » 競馬の基礎知識 » 【2024年JRA重賞単勝配当ランキングトップテン】「これは買えんわ」昨年最も荒れた重賞レースは? » ページ 8

3位 G1フェブラリーステークス

PeptideNile
第41回フェブラリーSを制した時のペプチドナイル


1着 ペプチドナイル
単勝 3800円
11番人気

 いよいよ単勝高配当ランキングは「トップ3」に突入する。第3位にランクインしたのは、毎年恒例、中央競馬G1第1弾のフェブラリーS。

 2大巨塔のレモンポップとウシュバテソーロこそ、中東遠征のため不在となったが、地方競馬から無敗の南関クラシック三冠馬ミックファイアなども参戦し、豪華なメンバーが集結した。5戦のキャリアながら3勝、重賞2着2回のパーフェクト連対中の有望株、オメガギネスが単勝オッズ3.2倍の1番人気に支持された。

 前年暮れにチャンピオンズC、東京大賞典とG1連続2着のウィルソンテソーロが単勝オッズ3.9倍の2番人気。同じくチャンピオンズC、東京大賞典で共に3着のドゥラエレーデが5.5倍の3番人気で、JBCクラシック覇者のキングズソードが4番人気で続いた。

 しかし、勝利したのは6歳牡馬のペプチドナイル。好スタートから、ハイペースの流れを4、5番手あたりで折り合い、スムーズに追走。最終コーナーで4番手の外めを手応えよく直線に向かい、中ほどで先頭に立つと、差し脚を伸ばしたダート初挑戦の5番人気ガイアフォースらの追撃を振り切って待望の重賞初勝利をG1で決めた。

 期待されたウィルソンテソーロやドゥラエレーデなどは見せ場なく終わり、激しい3着争いは13番人気のセキフウが制した。24年のG1初戦は3連単153万500円という大荒れの幕開けとなった。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10