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キズナ産駒5選ⓒSANKEI
キズナ産駒5選ⓒSANKEI

2024年、産駒の年間獲得賞金が42億円を超え、自身初のリーディングサイアーに輝いたキズナ。祖父サンデーサイレンス、父ディープインパクトに続き、日本競馬史上初となる父仔3代でのリーディングサイアー獲得という快挙を成し遂げた。今回は、そんなキズナの産駒から、特に印象深い5頭を紹介する。[2/5ページ]

②シックスペンス

2026年安田記念を制したシックスペンスと武豊騎手
2026年安田記念を制したシックスペンスと武豊騎手

 現役時代のキズナに騎乗したジョッキーは2人いる。1人目は、デビューから2戦で手綱を執って連勝を飾りながら、落馬事故によって以後騎乗ができなくなってしまった佐藤哲三元騎手。

 そして2人目は、その佐藤哲三元騎手からバトンを引き継いでダービー制覇を果たした武豊騎手である。その武豊騎手が、キズナ産駒で初めてG1制覇を果たしたのがシックスペンスだった。

 シックスペンスは、ジャスティンミラノやダブルハートボンドと同じ、キズナ第5世代。母フィンレイズラッキーチャームはアメリカのダートG1馬であり、母系は完全なアメリカ血統。

 ただ、この馬自身は芝でデビューを迎え、新馬戦から3連勝で皐月賞トライアルのスプリングステークスを制覇した。

 皐月賞はスキップすることとなったが、ダービーにはジャスティンミラノとともに3戦3勝で挑む。しかし、ここで9着に敗れて初黒星を喫すると、その後は毎日王冠や中山記念など、芝1800mのG2タイトルを獲得しながらも、G1では結果を残せないレースが続いた。

 血統面から期待されたダートでも、マイルチャンピオンシップ南部杯2着など一定の成果を残したが、G1タイトルには届かず。

 国枝栄調教師の定年に伴って田中博康厩舎へ転厩するなど、環境の変化もあった中で迎えた5歳春の安田記念。

 ここでデビュー以来初めてコンビを組んだのが、武豊騎手だった。初ブリンカーの効果か行きっぷりも大幅に良化したシックスペンスは、ゴール前の大激戦を制して勝利。武豊騎手にとっては、思い入れのあるキズナ産駒で初のG1タイトル獲得となった。

 その後は武豊騎手とのコンビでフランスのジャックルマロワ賞にも挑戦したが、10着に敗れた。それでも、芝1800mのG2を3勝し、マイルG1制覇も果たしたシックスペンスの能力は疑いようがない。

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