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2023年ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズを制したジャストエフワイアイ(Getty Images)
2023年ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズを制したジャストエフワイアイ(Getty Images)

2025年の菊花賞馬エネルジコの母エノラは、GⅠディアナ賞(ドイツオークス)勝ち馬。リバティアイランドの祖母もGⅠ2勝の名牝だ。GⅠ実績を持って日本に輸入された繁殖牝馬は、近年の日本競馬の躍進を支える存在となっている。今回は「未来のGⅠ馬の母」とも言える、海外から日本に渡った名牝たちを紹介する。[5/5ページ]

⑤ジャストエフワイアイ(Just F Y I)

主な勝ち鞍:BCジュベナイルフィリーズなどGⅠ2勝

 英ダービー馬シティオブトロイを輩出するなど、近年世界中の生産界から注目を集めているアメリカ三冠馬ジャスティファイ。

 その2年目産駒にして、そっくりな名前を持つのがこのジャストエフワイアイ(Just F Y I)。

 こちらも近年話題の日本人生産者による高額爆買いによって輸入された馬の1頭。ジャストエフワイアイは2025年11月にアメリカで実施された、ファシグティプトン社のノベンバーセールに上場し、ノーザンファームの吉田勝己氏によって約6億7500万円(450万ドル)で落札された。

 これだけの高額落札となった背景には、現役時代の素晴らしい実績がある。

 父とは異なり、現役時代のジャストエフワイアイは2歳時から大活躍。2戦目にしてGⅠ初挑戦となったフリゼットSを快勝すると、勢いのままにBCジュベナイルフィリーズも勝利しGⅠを連勝。

 この活躍が評価され、エクリプス賞最優秀2歳牝馬にも選出された。

 アメリカにおける2歳女王決定戦であるBCジュベナイルFの歴代勝ち馬の中には、ミスティックロアの母、コントレイルの祖母であるフォークロアをはじめ、多数の馬やその産駒が日本に輸入され、活躍を重ねている。

 三冠馬ジャスティファイ、そして本馬自身が集める繁殖としての期待に応え、日本で素晴らしい産駒を送り出すことができるだろうか。今後の活躍に注目だ。
 

【了】
【著者プロフィール:有村限】
2001年生まれ。オルフェーヴルをきっかけに国内外の競馬を見始める。
2022年よりフリーライターとして活動し、日本のみならず、世界中の生産牧場・競馬場に実際に赴いた経験から、海外競馬や血統に関するコラムを執筆している。

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