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2025年9月21日新馬戦を制したボクマダネムイヨ
2025年9月21日新馬戦を制したボクマダネムイヨ

年末まで連載でお送りした「次世代スター発掘」。その総集編として今回から3回にわたり、今春の3歳戦線で活躍が予想される馬を紹介する。
初回はダート路線、第2回は牝馬クラシック、第3回は牡馬クラシックが対象。各回それぞれ、実績馬3頭+馬券的な妙味も期待できる「穴指名」2頭の計5頭ずつピックアップする。まずはダート路線の有力馬を5頭厳選した。[2/2ページ]

今春の3歳ダート路線で注目の5頭②

◆シュネルアンジュ

戦績:【1-0-0-0】(2歳新馬1着)
厩舎:栗東・寺島良
父:キズナ
母:マーガレットメドウ
母の父:Distorted Humor

《短評》
 「穴指名」の1頭目は関東オークスで楽しみな牝馬を。

 新馬戦は7頭立ての少頭数。外の3~4番手を追走し、3~4角中間あたりから鞍上の手が動き始め、4角ではステッキも一発入るなど手応えはあまりよく見えなかったが、直線に向くとエンジンがかかって前をきっちり捕らえた。

 勝ち時計1:53.2は「牝馬が勝った良馬場のダート1800m新馬」としては1986年以降で最速のタイム。それもラスト12.5-12.3の加速ラップだった。レース内容から距離はもう少しあってもよく、順調にいけば関東オークスはこの馬だと見ている。

◆ボクマダネムイヨ

戦績:【1-0-2-0】(2歳新馬1着)
厩舎:栗東・東田明士
父:クリソベリル
母:イイコトバカリ
母の父:エンパイアメーカー

《短評》
 「穴指名」の2頭目はデビューから3戦して1着、3着、3着のボクマダネムイヨを選ぶ。

 新馬戦は1000m通過67.3秒、3F目に14.9秒が刻まれるなど、異様なほどのスローペース。好位追走から直線は鋭く抜け出し、後続に7馬身差をつけての完勝だった。

 ペースがペースとはいえ、ダート1800m・良馬場の2歳戦でラスト2Fどちらも11秒台というのは過去わずか2例。バーデンヴァイラー(マーキュリーCなど重賞2勝)の未勝利戦、カナルビーグル(ユニコーンS)の未勝利戦しかない。全体時計は遅いが、素質の一端を見たレースだった。

 2戦目のもちの木賞は上がり最速でのちのJpn1馬パイロマンサーと0.1秒差。1月の1勝クラスは1000m通過63.6秒、次区間13.7秒のスローペースになってしまい、自ら勝ちに動いたぶん4角で大きな距離ロスを被った3着。

 どちらも悪い負け方ではない。自慢の末脚は大井外回りの長い直線で存分に生きるはず。ここからの覚醒に期待する。

<プロフィール>
鈴木ユウヤ(@ysuzuki_keiba)
東京大学卒業後、編集者を経てライターとして独立。中央競馬と南関東競馬をとことん楽しむために日夜研究し、Xなどで発信している。「ワイド1点買い」の使い手。2025年の中央GⅠ回収率204%を達成。

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