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2016年天皇賞(秋)を制したモーリス
2016年天皇賞(秋)を制したモーリス

2022年まで11年連続JRAリーディングサイアーに君臨していたディープインパクトが19年にこの世を去った。新時代に突入した23年はドゥラメンテ、24年はキズナがそれぞれ初の首位を奪取したが、2025年の種牡馬ランキングは果たして―。本記事では、2025年のJRAリーディングサイアーを「トップ10」形式で振り返る。[2/10ページ]

第9位 モーリス(16億4,742万円)

■2025年の重賞勝利産駒

アルナシーム(中山金杯)

 種牡馬リーディング上位常連のモーリスが、産駒獲得賞金16億4742万円で、4年連続トップ10入りとなる9位に入った。

 前年より順位を3つ下げたモーリスだが、これまでに2023年大阪杯勝ちのジャックドールや22年エリザベス女王杯優勝のジェラルディーナら4頭のJRA・G1馬を輩出してきた。

 そんな実績十分なモーリス産駒の中で、25年にG3中山金杯を制したのがアルナシーム。だがこの年、同レースを最後にJRAでの重賞勝利は果たせなかった。

 2歳時にサウジアラビアRC(G3)を制し、G1朝日杯FSで1番人気に支持された実力馬のアルテヴェローチェは、1月のシンザン記念と4月のチャーチルダウンズC(ともにG3)で2着に好走した。しかしその後は尻すぼみの成績に終わってしまう。

 24年の朝日杯FS覇者アドマイヤズームも同様で、ニュージーランドT(G2)で復帰し、単勝オッズ1.7倍の断然人気に推されるも2着に惜敗すると、続くNHKマイルC(G1)でも14着に敗れ、期待に応えることはできなかった。

 秋の復帰戦となったスワンS(G2)では6着だったものの、優勝馬との着差は僅か0秒2。地方交流重賞を制したサンライズアムールや、初ダート戦だったマーチS(G3)で2着に入ったマテンロウスカイらとともに、今期の巻き返しが期待される。

 25年8月にこの世を去った祖父のグラスワンダーから父スクリーンヒーローを経て誕生したモーリス。日本で育まれた優秀な血を受け継ぐ正統後継馬への需要はより一層高まってくる。

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