
2025年のリーディングジョッキーは、3年連続8回目となるルメール騎手が獲得。ルメール騎手の活躍は素晴らしいが、トップ10のうち20代が4人ランクインしており、2025年は若手騎手の活躍も目立った。そこで今回は、2026年さらなる飛躍が期待される騎手に注目。若手騎手を中心に5人ピックアップして紹介する。[5/5ページ]
⑤小林美駒
5人目は、小林美駒騎手。昨年は37勝を挙げ、全国リーディングは28位。女性騎手の中では並いる先輩たちを抑えて、トップの成績を収めた。
昨年がデビュー3年目となるが、1年目が10勝、2年目が19勝、そして昨年が37勝と着実にステップアップ。
思い切った先行力が持ち味の騎手であり、昨年挙げた37勝のうち、実に21勝が4角先頭からの押し切り勝ち。4角2番手からの勝利も9勝あることから、37勝のうち30勝が4角2番手以内ということになる。
芝での勝利が12勝で、ダートでの勝利はその倍以上の25勝となっている点も、前が止まりにくいダートのほうが先行力が生かせるということを表している。
女性騎手のアドバンテージである斤量減を最大限生かす積極的な騎乗で、大きく成績を伸ばした1年となった。
やはり今後の課題は、減量のない特別レースでいかに勝ち鞍を伸ばしていけるか。昨年の特別レースは37鞍に騎乗して1勝のみにとどまっており、重賞に至っては騎乗機会自体がゼロ。
逃げ・先行での勝ち鞍ばかりに偏っていると、減量でこそというイメージがついてしまうのかもしれない。
小林美駒騎手の魅力である思い切った積極的な騎乗は生かしつつ、さらに騎乗の幅を見せることができれば、今年はさらなる飛躍が期待できそうである。
今回紹介した5人だけでなく、佐々木大輔騎手や吉村誠之助など、今年さらに大きく飛躍を果たしそうな若手騎手はたくさんいる。
チャンスを掴んでさらに上のステップへと駒を進めるのはどの騎手となるのか、楽しみにしながら見ていきたい。
【了】
【著者プロフィール:中西友馬】
1993(平成5)年6月18日、神奈川県横浜市生まれ。大学卒業後、競馬新聞社に入社し、約7年間専門紙トラックマンとして美浦に勤務。テレビやラジオでのパドック解説など、メディア出演も行っていた。2024年よりフリーライターとしての活動を始め、現在は主に、株式会社カンゼンが運営する競馬情報サイト『競馬チャンネル』内の記事を執筆している。
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