
昨年秋、中央競馬で走っていたステイゴールド最後の産駒、マイネルヴァッサーが引退した。ステイゴールドは、オルフェーブルやゴールドシップなどG1馬を多数輩出し、引退後も絶大な人気を博した種牡馬であった。
そこで今回は、中央で走る産駒が残り1頭となった種牡馬を5頭厳選。種牡馬としての実績とともに、“ラストクロップ”の現在地を紹介する。[5/5ページ]
⑤ディープスカイ
代表産駒:クリンチャー、スピリッツミノル
最後は2008年のNHKマイルCと日本ダービーで変則2冠を達成したディープスカイだ。G1タイトルはこの2つだけだが、古馬になってからもウオッカやドリームジャーニーらと名勝負を演じた時代を代表する1頭だ。
引退後はダーレー・ジャパン・スタリオン・コンプレックスにて種牡馬入り。アグネスタキオンの後継種牡馬として1年目から4年連続で100頭を超える繁殖牝馬を集めた。
ディープスカイ自身は芝の経験しかなかったが、産駒はダートでの活躍馬が目立ち、サウンドスカイ(2015年全日本2歳優駿)とキョウエイギア(2016年ジャパンダートダービー)がG1級レースを制している。
一方、芝でもクリンチャーが京都記念を優勝、菊花賞で2着と結果を残している。ただし、同馬も6歳春にダート路線に転じ、砂の重賞を4勝した。
産駒がデビュー後の5年目以降は種付け頭数が激減したディープスカイ。中央で走る産駒は下降の一途をたどり、2021年以降に中央で勝利した産駒はユイノチャッキーだけだ。
執筆時点で中央に在籍しているディープスカイ産駒は、6歳牡馬のブルーリヴァーサルだけ。
同馬はデビューから中央と地方を行ったり来たりし、地方では6勝しているが、中央では14戦すべてが2桁着順とサッパリ。それでも昨年は7戦しており、もうしばらく現役生活が見られるだろう。
【了】
【著者プロフィール:中川大河】
競馬歴30年以上の競馬ライター。競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。「日刊SPA!」「SPAIA競馬」などで記事を執筆中。
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