
昨年秋、中央競馬で走っていたステイゴールド最後の産駒、マイネルヴァッサーが引退した。ステイゴールドは、オルフェーブルやゴールドシップなどG1馬を多数輩出し、引退後も絶大な人気を博した種牡馬であった。
そこで今回は、中央で走る産駒が残り1頭となった種牡馬を5頭厳選。種牡馬としての実績とともに、“ラストクロップ”の現在地を紹介する。[4/5ページ]
④ゴールドアリュール
代表産駒:エスポワールシチー、コパノリッキー
マンハッタンカフェ、ゼンノロブロイと同じサンデーサイレンス直仔のゴールドアリュールも現役産駒が残り1頭となっている。
サンデーサイレンス産駒は基本的に芝での活躍が目立ったが、ゴールドアリュールは同産駒で唯一のダートG1勝ち馬でもあった。2003年のフェブラリーSを含めてG1級レースを4勝したが、3歳時には日本ダービーでも5着に健闘するなど、芝でもそれなりに走っていた。
ゴールドアリュールのパワフルな血は産駒にも確実に受け継がれており、エスポワールシチー、コパノリッキーなどがダート界を席巻。この2頭以外にもゴールドドリーム、スマートファルコンらが活躍。晩年にはナランフレグが高松宮記念を制して待望の芝G1ホースも輩出した。
しかし、ゴールドアリュールは2017年の種付けシーズン中に心臓疾患のため急逝。4頭が血統登録された現8歳世代がラストクロップとなった。
JRAでの唯一の生き残りが9歳セン馬のヤウガウだ。同馬は遡ること2019年夏の札幌でデビュー。初戦こそ惜敗したものの、その後に2連勝を飾り、3歳春にはヒヤシンスSにも出走。カフェファラオと差のない3着に好走したこともあった。
しかし、その後は約6年にわたって42連敗中。今月10日の2勝クラスで今年初戦を迎えたが、11着に敗れている。
そんなヤウガウだが、2023年12月以降に4度も高配当を演出している。いずれも2桁人気の伏兵ながら3着に激走。直近では昨年4月に13番人気で3着に食い込み、三連単70万円を超える配当を生み出した。
馬券的にも9歳を迎えたゴールドアリュールの最後の1頭から目が離せない。


