
昨年秋、中央競馬で走っていたステイゴールド最後の産駒、マイネルヴァッサーが引退した。ステイゴールドは、オルフェーブルやゴールドシップなどG1馬を多数輩出し、引退後も絶大な人気を博した種牡馬であった。
そこで今回は、中央で走る産駒が残り1頭となった種牡馬を5頭厳選。種牡馬としての実績とともに、“ラストクロップ”の現在地を紹介する。[2/5ページ]
②マンハッタンカフェ
代表産駒:ヒルノダムール、ルージュバック
2001年秋に菊花賞と有馬記念を連勝し、翌02年の天皇賞・春を制したマンハッタンカフェの産駒も中央で残り1頭となっている。
マンハッタンカフェの世代もまたレベルが高く、アグネスタキオン、ジャングルポケットのほか、二刀流のクロフネ、古馬になってからG1を制したダンツフレームやツルマルボーイらがいた。
長距離ランナーのマンハッタンカフェは4歳秋にフランスに遠征。凱旋門賞に挑戦したが、あえなく13着に敗れると、屈腱炎を発症し、引退に追い込まれた。
その後は03年から社台SSで種牡馬生活を開始。父と同様に晩成かつ長距離型の産駒が多かった。
しかし、産駒のG1初制覇は意外と遅く、3年目のジョーカプチーノがNHKマイルCを10番人気で勝利している。2006年に生まれたこの世代はマンハッタンカフェの当たり年で、レッドディザイアが秋華賞を勝っているほか、イコピコやフミノイマージンら7頭が重賞を合計12勝している。
マンハッタンカフェは種牡馬生活13年目となる2015年まで種付けを継続。翌16年に誕生したラストクロップは今年10歳を迎えたが、そのうちの1頭ダンディズムが今もJRAで走っている。
同馬は6歳の春にオープン入りを果たした遅咲きで、8歳時に小倉日経OPを勝利。致命的な出遅れ癖があるものの、ローカル重賞でたびたび穴をあけている。
今年初戦の万葉Sも8番人気で5着と掲示板を確保。次走には3月の阪神大賞典を予定している。ここでも上位に食い込めるようなら、もうしばらくマンハッタンカフェ産駒をターフで見られるだろう。


