
同じ騎手がデビューから引退までずっとお手馬として騎乗するという馬もいれば、現役生活の中でさまざまな騎手が騎乗するという馬も存在する。ということで今回は、さまざまな騎手が騎乗して結果を残した名馬をピックアップ。その中でも、特に印象的な5頭を順に紹介していく。[3/5ページ]
③ジェンティルドンナ
■7人(M.デムーロ、I.メンディザバル、C.ルメール、岩田康誠、R.ムーア、川田将雅、戸崎圭太)
次に紹介するのは、ジェンティルドンナ。先日突然の訃報が飛び込んできたこの馬も、数多くの騎手が背中を知る馬である。ゴールドシップを上回る8人の騎手が騎乗し、うち6人の騎手で勝利を挙げている。
ジェンティルドンナは牝馬三冠を達成したが、三冠すべてを同じ騎手で制したわけではない。桜花賞と秋華賞は岩田康誠騎手が騎乗した一方、オークスでは岩田騎手が騎乗停止だったため、川田将雅騎手が騎乗した。三冠レースで騎手が途中で替わりながら三冠を達成した例は、現時点ではジェンティルドンナのみである。
騎乗回数に関しては、ジェンティルドンナのキャリア19戦のうち8戦で手綱を執った岩田康誠騎手が最多騎乗だが、この馬が初勝利を挙げたときの騎手を知っている方がいたら、それはもうかなりの競馬マニア、もしくはジェンティルドンナマニアと言えるだろう。
正解は、短期免許で来日していたメンディザバル騎手であった。このメンディザバル騎手を含めて、外国人騎手の騎乗が6回と多いのも特徴的。
個人的には、ドバイやジャパンカップでの騎乗が印象的だったムーア騎手が3回しか騎乗していないことが意外であった。短期免許の騎手なのだから当然と言えば当然なのだが、それほどまでに、ジェンティルドンナ×ムーア騎手のコンビはイメージが強かった。
同じく2回しか騎乗していないながらも、ラストランの有馬記念が印象的だった戸崎圭太騎手とともに、ジェンティルドンナのキャリアを華々しく彩った騎手たちであった。


