【さまざまな騎手が騎乗した名馬5選】また違う人…?それでも私は勝利に向かって突き進む!

同じ騎手がデビューから引退までずっとお手馬として騎乗するという馬もいれば、現役生活の中でさまざまな騎手が騎乗するという馬も存在する。ということで今回は、さまざまな騎手が騎乗して結果を残した名馬をピックアップ。その中でも、特に印象的な5頭を順に紹介していく。[1/5ページ]
①オグリキャップ
■9人(青木達彦、加藤一成、安藤勝己、河内洋、南井克巳、岡部幸雄、武豊、岡潤一郎、増沢末夫)
最初に紹介するのは、オグリキャップ。「第二次競馬ブーム」の中心的存在だったこの馬は、地方の笠松デビューということもあり、今回最多の9人もの騎手が騎乗。さらには、うち7人の騎手とのコンビで勝利を挙げている。
私も含めてオグリキャップの現役時代をリアルタイムで見ていないファンの中には、オグリキャップ=武豊騎手のイメージがある人もいるかもしれないが、武豊騎手が騎乗したのは、オグリキャップのキャリア32戦のうちわずか2回のみ。現役最終年の安田記念とラストランの有馬記念だけなのである。
では主戦騎手は誰なのかとなると、これもまた難しい。笠松時代に3人、中央競馬に移籍してから6人の騎手が騎乗した中で、最多騎乗はなんと7回で3人が同数。
笠松時代の主戦騎手であった安藤勝己騎手と、中央移籍初戦で手綱を執った河内洋騎手、さらにはマイルCS勝利時の鞍上であった南井克己騎手が、いずれも7回騎乗している。
しかし、オグリキャップG1初制覇時の鞍上は、河内洋騎手でも南井克巳騎手でも武豊騎手でもなく、テン乗りの岡部幸雄騎手というのも面白い。
オグリキャップのG1初制覇となった1988年の有馬記念には、南井克巳騎手のお手馬だったタマモクロス、河内洋騎手のお手馬だったサッカーボーイ、武豊騎手のお手馬だったスーパークリークが出走し、その4頭が上位人気を固めていた。そのため、オグリキャップの鞍上には岡部幸雄騎手が起用されたのであった。
後にも先にも一度限りとなる岡部幸雄騎手のオグリキャップ騎乗だったが、テン乗りでキッチリと有馬記念を勝利。名手岡部幸雄のさすがの手綱捌きであった。


