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第56回京都大賞典を制したときのマカヒキ
第56回京都大賞典を制したときのマカヒキ

2025年デビューの新種牡馬はコントレイル、2027年デビューの新種牡馬はイクイノックスに注目が集まる。その間にあたる2026年デビューの新種牡馬は大物不在と見られがちだが、真の評価は産駒の活躍によって定まる。そこで今回は、2026年デビューの新種牡馬の中から、現役時代に日本で走っていた5頭を紹介する。[5/5ページ]

⑤マカヒキ

主な勝ち鞍:日本ダービー(2016年)

 最後に紹介するのは、マカヒキ。こちらもオメガパフュームと同じく、初年度の種付け料は50万円とかなり安価なもの。血統登録数は61頭となっている。

 自身は芝1800m〜2400mで勝ち鞍を挙げており、サトノダイヤモンドやディーマジェスティに勝利して、第83代ダービー馬にも輝いている。その後、フランス遠征後から不振に苦しんだが、8歳時の京都大賞典で5年1ヶ月ぶりの勝利。藤岡康太騎手が復活に導いたというのも、印象的であった。

 父母ともに金子真人オーナーの所有馬であり、母のウィキウィキは5戦全てダート戦に出走していた馬。母系はダート色が強いこともあり、肌馬によってはダートで走る産駒が誕生しても驚けない。

 自身は、皐月賞2着やダービー勝利など3歳春から一線級で走っていながら、8歳でも重賞を制覇。早い時期からの活躍も見込める上に、息の長い活躍を見せたというのは大きなセールスポイントである。

 産駒の中で注目馬を1頭挙げるのであれば、やはりアパパネの2024。母は言わずとしれた金子オーナー所有の牝馬3冠馬アパパネであり、秋華賞馬アカイトリノムスメの弟ということになる。

 すでに馬名もククイプカと決まっており、馬名の由来は「マウイ島の神殿」。金子オーナーお馴染みの、ハワイにちなんだ馬名となっている。新たな金子オーナー血統の活躍馬となれるか、注目の集まる産駒であることは間違いない。

 このように新種牡馬は、産駒のデビュー前には現状の種付け料で判断されがちだが、産駒が結果を残せば評価がうなぎのぼりに上がっていくのは、キタサンブラックやリアルスティールの例を見れば明らか。

 2026年の新種牡馬は今回紹介した5頭のほかにも、海外G1馬のウィルテイクチャージやホットロッドチャーリー、障害の絶対王者オジュウチョウサンなど、多岐に渡っている。どの馬の産駒が頭角を現してくるのか、今から非常に楽しみである。

【了】
【著者プロフィール:中西友馬】
1993(平成5)年6月18日、神奈川県横浜市生まれ。大学卒業後、競馬新聞社に入社し、約7年間専門紙トラックマンとして美浦に勤務。テレビやラジオでのパドック解説など、メディア出演も行っていた。2024年よりフリーライターとしての活動を始め、現在は主に、株式会社カンゼンが運営する競馬情報サイト『競馬チャンネル』内の記事を執筆している。

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