HOME » コラム » 5選 » 【 2026年デビュー予定、藤田晋オーナー注目の2歳馬5選】第二のフォーエバーヤングは誕生するか… » ページ 3
2020年日本ダービーを制したコントレイル
2020年日本ダービーを制したコントレイル

サイバーエージェントの創業者であり、近年は馬主としても注目を集める藤田晋オーナー。フォーエバーヤングによるブリーダーズカップ・クラシック制覇をはじめ、その存在感は競馬界でも着実に高まっている。
また毎年、セリ市での高額取引も話題となり、多くの幼駒を所持していることでも知られている。良血馬も数多く所持しているため、この中に第二のフォーエバーヤングが誕生する可能性も十分にあるだろう。
本記事では、2026年1月5日現在でJRAに馬名登録および預託先が決定している2歳馬の中から、注目の5頭を紹介する。[3/5ページ]

③アトミックリーチ

父:コントレイル
母:パリスビキニ
母の父:Bernardini
性別:牡馬
生年月日:2024年4月3日
毛色:青鹿毛
調教師:宮田 敬介(美浦)
生産牧場:ノーザンファーム
取引市場:2025年セレクトセール
馬名の由来:麻雀のリーチの極限状態

 かつてはジャングロ、この世代でもジャンゴッドと、しばしば麻雀に関する名称をつける藤田氏であるが、パリスビキニの2024にあてがったアトミックリーチという名前は、その麻雀シリーズでも渾身の名前かもしれない。

 2025年のセレクトセール1歳馬部門において3億800万円で落札されたアトミックリーチは、この年に藤田氏が競り落とした1歳馬の中では2番目に高い取引額。

 彼を上回る額での購買となったのはフォーエバーヤングの下であるヤングリッチで、2頭の落札額の合計6億3800万円と、かなりの高額となっている。

 加えて、アトミックリーチの1つ上の兄であるイナズマダイモンも藤田氏が1億1000万円で落札していることから、この血統に懸けるオーナーの期待も垣間見える。

 ここまで中央でデビューしたアトミックリーチの兄姉はいずれも砂型の血統だったが、彼の父はコントレイルとなっており、この血統では初めて芝型の種牡馬が交配されている。

 とはいえ、発生しているクロスは姉のアメリカンビキニと同じFappianoの5×5とNorthern Dancerの5×5。こうなると、スタートからテンの速い姉同様、速力自慢の活躍が見込めるのではないか。

 アトミックリーチというのは日本プロ麻雀連盟の森山茂和会長が生み出した「左手で河の捨て牌を押さえ、右手で強打をして立直をかける所作」のこと。その勢いから多くの雀士が真似をし、話題ともなった立直動作である。

 麻雀において立直は勝負を賭けるものの、一切の降りが効かなくなる勇気の一手。それをあえて強打して出すというその強さから、その役に懸ける本気の想いが伝わるのがアトミックリーチともいわれている。

 そんな由来にあやかってこの名をもらった競走馬のアトミックリーチも、1戦1戦全身全霊で勝利を掴みに行く競走馬となってほしい。

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