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MI値と番付の相関性を把握する

 玉嶋は「いきなり『MI値が75pt。。。80pt。。。85pt。。。』と言われても、ピンと来ないですよね?」前置きしたうえで、MI値の関係を以下のような「番付表」で整理しています。

– 横綱(候補含む):MI値=93以上
⇒数年に1頭出現するレベル。G1を年に何度も勝てる殿堂入り級。
(例)ディープインパクト、オルフェーヴル、キタサンブラック、クロノジェネシス、アーモンドアイ、イクイノックス

– 大関:MI値=86以上
⇒数年に1頭出現するレベル。G1を年に何度も勝てる殿堂入り級。
(例)ディープインパクト、オルフェーヴル、キタサンブラック、クロノジェネシス、アーモンドアイ、イクイノックス

– 関脇:MI値=82以上
⇒G1級、あるいは別定G2を複数回勝てるレベル
(例)アスクビクターモア、レイパパレ、ボッケリーニ、パンサラッサ、オーソリティ、ウインマリリン、ウインブライト、ナミュール、ソウルラッシュ、ウインカーネリアン、べラジオオペラ、タスティエーラ、ソールオリエンス、マスクトディーヴァ、ブレイディヴェーグ、ガイアフォース、ダノンベルーガ、ヒシイグアス、ダノンザキッド、ジェラルディーナ、ローシャムパーク、レーベンスティール、ドゥレッツァ、ヴェルトライゼンデ

– 小結:MI値=76pt以上
⇒重賞級、あるいはオープン特別を複数回勝てるレベル
(例)カラテ、エヒト、ラーグルフ、ドゥーラ、ハーパー、アドマイヤハダル、ストーリア、ウインマイティー、ビッグリボン、アラタ、エピファニー、イズジョーノキセキ、ヒートオンビート、プラダリア、マテンロウレオ、マリアエレーナ、セイウンハーデス、サリエラ、テーオーロイヤル、マイネルウィルトス、ミスニューヨーク、ブローザホーン、ルージュエヴァイユ、ゼッフィーロ、ディアスティマ、ハーツコンチェルト、ノッキングポイント、ヒートオンビート、エルトンバローズ、アートハウス、ノースブリッジ、サウンドビバーチェ、ステラリア、サトノグランツ、ソーダズリング、ディヴィーナ

– 前頭:MI値=75以下
⇒オープン特別級

※2023/12末時点で引退している馬は、全盛期パフォーマンスの番付
※2023/12末時点でパフォーマンスが下降したと判断した現役馬は、現時点の番付

 玉嶋は「初めのうちは慣れないかも知れませんが、実務で使い込んでいくことによって、これまで使ってきた番付から、定量的な能力値であるMI値を徐々に体へ染み付かせていってください」とアドバイスしています。

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