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モシーンの2024ⓒJapan Racing Horse Association
モシーンの2024ⓒJapan Racing Horse Association

②モシーンの2024(牡・父キタサンブラック)

落札価格:4億6200万円(税込)
落札者:ネブラスカレーシング

 続いて紹介するのは、45番目に登場したモシーンの2024(父キタサンブラック)。こちらもグングンと価格は上がっていき、最終的にはこの日1番の価格となる、4億6200万円(税込)でネブラスカレーシングが落札。この4億6200万円(税込)という価格は、半兄ダノンエアズロックに次ぐ、セレクトセール1歳部門では歴代4位の高額落札となった。

 落札者のネブラスカレーシングというのは聞き慣れない名前だが、一部報道ではエムズレーシングでお馴染み、「ラウンドワン」代表の杉野公彦氏の別名義法人ではないかと言われている。正式発表ではないため断定はできない情報であるが、エムズレーシングも昨年セレクトセールで6億4900万円(税込)での高額落札をしており、信憑性は高そうである。

 モシーンの2024の父は、今年も高額落札馬を多数輩出しているキタサンブラック。初年度産駒からイクイノックスを輩出し、今年は第4世代のクロワデュノールがダービーを制すなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢い。

 そして母のモシーンは、豪州のG1・4勝馬。芝1600〜2500mでG1を勝利しており、芝1200mのG1でも2着の経験がある、まさにオールラウンダー。そのため、産駒は父の適性を反映すると考えて良いかもしれない。

 兄姉には、重賞3勝のプリモシーン(父ディープインパクト)や、プリンシパルSを制したダノンエアズロック(父モーリス)など、活躍馬のいる血統。これまでは父の影響か、どちらかというとスピード豊かなタイプが多かったモシーンの子どもだが、父がキタサンブラックに変わって、モシーンの2024がどのようなタイプに成長していくのか楽しみである。

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