7位 スリープレスナイト (3億7,316万5000円)
性別:牝馬
戦績:18戦9勝[ 9-6-1-2 ]
主な勝ち鞍:08年スプリンターズS(G1)、CBC賞(G3)、北九州記念(G3)
芝、ダート問わず1200m戦では連対率100%を誇る、クロフネ産駒生粋の名スプリンターであるスリープレスナイトが、第7位にランク入りした。
デビューから3戦目のダート1200m戦で初勝利を挙げると、2着を挟んで、3連勝でオープン入りしたスリープレスナイト。オープン戦では3戦するが、最高が2着と、勝利を挙げられなかった。この年は、10戦4勝、2着3回、3着1回、それ以外も5着と全て掲示板圏内で、約6500万円を獲得した。
4歳時は始動戦で2着に入ると、その後のダート1200mのオープン戦を連勝。その後出走したCBC賞では、重賞初挑戦、芝未勝利ながらも終始好位で楽な手応えのまま、最後の直線で早々に抜け出し1着でゴール。芝初勝利を重賞で飾ったスリープレスナイトは、続く北九州記念も勝利して、芝短距離重賞を連勝した。
迎えたスプリンターズSでは、初めてのG1ながら1番人気に支持された。直線で鮮やかに抜け出すと、キンシャサノキセキの追撃を退け、5連勝でG1初制覇を飾った。この年は6戦5勝、重賞はG1を含む3勝で、約2.4億円を獲得したスリープレスナイトは、最優秀短距離馬に選出された。
スプリント女王としてさらなる飛躍が期待された5歳時。高松宮記念では直線で逃げたローレルゲレイロを一旦は捕まえるも、差し返されて2着。スプリントG1連覇とはならず、休養を挟みセントウルSに出走するも、またしても2着に終わる。その後、スプリンターズSの連覇を目指したが、屈腱炎を発症して引退を強いられた。総額3.7億円を獲得したスリープレスナイトは、9勝の全てが1200m戦で、連対率も100%と、歴史に名を残すクロフネ産駒生粋の名スプリンターだった。