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2016年JBCレディスクラシックを制したホワイトフーガ
2016年JBCレディスクラシックを制したホワイトフーガ

9位 ホワイトフーガ (2億9,141万5000円)

性別:牝馬
戦績:23戦10勝[ 10-3-3-7 ]
主な勝ち鞍:15年、16年JBCレディスクラシック(Jpn1)

 JBCレディスクラシック連覇など、クロフネ産駒唯一のダートG1級競走を制し、地方交流重賞を7勝したホワイトフーガが、第9位にランク入りした。

 2014年12月、ダートの新馬戦を7馬身差の圧勝で制したホワイトフーガ。2戦目は敗れたが、続く条件戦に勝利する。重賞に初挑戦となるフラワーCで16着に敗れるが、ダートに戻ったオープン戦を8番人気の低評価ながら勝利する。続く地方交流重賞の関東オークスではハナを切ると、そのまま逃げ切り、大差をつけての圧勝で、重賞初勝利を挙げた。

 ダートで生きる道を見つけたホワイトフーガは、古馬初対戦のブリーダーズゴールドCで3着に健闘する。レディスプレリュードも3着に入り、迎えた初のG1級競走となるJBCレディスクラシック。最後の直線でインコースから鋭く伸びると、5馬身差をつけて優勝。3歳馬ながら歴戦のダート女王達を退けて、ダートG1級競走初制覇を飾り、この年は約1億円を獲得した。

 4歳となったホワイトフーガは初戦のTCK女王盃から始動し、これを勝利する。続くフェブラリーS、さきたま杯と牡馬相手には敗れたが、スパーキングレディーCで交流重賞4勝目を挙げる。その後川崎競馬場の1600mで開催されたJBCレディスクラシックでは、前年の桜花賞馬レッツゴードンキを抑えて優勝。前年とは異なる競走条件ながら、史上2頭目の連覇を達成した。この年は交流重賞3勝を挙げ、約1億円を獲得した。

 5歳時はマリーンC、牡馬混合戦のさきたま杯と連勝して、秋には3連覇を狙ったJBCレディスクラシックに出走。11着に敗れたのを最後に現役引退。現在でもクロフネ産駒唯一の、ダートG1級競走を制したホワイトフーガは、総額2.9億円を獲得した。

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