④TOMの推し馬
ライヒスアドラー
父 | シスキン | |
母 | クライリング | |
母の父 | ハーツクライ | |
生年月日 | 2023年1月18日 | |
性別 | 牡 | |
毛色 | 鹿毛 | |
調教師 | 【美浦】上原佑紀 | |
馬主 | GⅠレーシング | |
生産者 | 追分ファーム |
2024年にG1サラブレッドクラブで総額3000万円(40口)で募集されたシスキン産駒の牡馬。1次募集で出資申し込み希望者が殺到し、最終的には、同年のクラブ全募集馬の中で最も人気を集めた一頭。筆者もそのうちの一人で、10%確保されている「新規枠」というわずかな確率に望みを託したが、結果落選となった。
本馬を推奨するポイントは、まずその馬体。写真越しながら他馬と一線を画すようなオーラがある。脚長、首差しの良さ、賢そうな目つきなど理由を挙げればいくらでもあるが、とにかく馬体全体のバランスの良さに目を奪われた。
馬体のインパクトもさることながら、完全アウトブリードの血統も素晴らしい。父のシスキンは、24年に産駒がデビューし、頭数が少ないながらも6頭中4頭が勝ち上がりと、上々の成績を残している。
さらに母方に目を移すと、3代母にCCAオークスなど米国G1を5勝した名牝ターンバックジアラームの名が表れる。そこへスウェプトオーヴァーボードがつけられ誕生したリングジアラーム、さらにハーツクライ産駒である母のクライリングは川崎競馬のローレル賞(S3)勝ち。JRA交流含む南関東と門別の重賞で計8回も掲示板内に好走した。
ライヒスアドラーは、すくすくと育って馬体重は500kg超えながら脚さばきの軽さが持ち味。育成は順調に進み、3月14日に山元トレセンへ移動、26日には美浦の上原佑紀厩舎に入厩した。4月3日には早くもゲート試験合格を決めている。
その後も美浦Wコースで水準以上の時計をマークしており、早期デビューも叶いそう。ターフで逞しく躍動する追分産の若駒にクラシック級の期待をかけたい。
(文●TOM)