HOME » コラム » 5選 » 【白毛馬 5選】日本競馬史に名を残す、白きサラブレッドたちの軌跡。時代を彩った“白の開拓者”たち » ページ 2
Yukichan
関東オークスで重賞初勝利を飾ったユキチャン

②ユキチャン

 次に取り上げるのは、ホワイトベッセルの全妹であるユキチャン。ホワイトベッセルのひとつ下となる2005年生まれのユキチャンは、2007年7月にデビュー。兄2頭と比べて早期デビューが叶い、2戦目となるダート1200mの未勝利戦で初勝利。続く芝のミモザ賞も連勝し、白毛馬として、芝競走での初勝利と特別レース初勝利を同時に挙げた。

 さらにはフローラSで重賞初出走(7着)を果たすと、続くオークスでG1初出走を目指すが、賞金不足で除外。兄も活躍したダートへと矛先を向け、関東オークスへと出走した。

 レース途中から先手を奪うと、手ごたえ十分に後続を突き離し、8馬身差の圧勝。もちろん白毛馬としての重賞初勝利であったわけだが、それ以上にユキチャンの今後の活躍が楽しみになるワンサイドゲームであった。しかし、サクセスブロッケンやスマートファルコンと対戦予定だったJDDを蕁麻疹によって競走除外となると、クイーンS、シリウスS、秋華賞と大敗が続く。

 その後は、関東オークスで結果の出た交流重賞に狙いを定め、クイーン賞とTCK女王盃で2着に好走。交流競走に出走しやすくするために川崎競馬へと転厩後には、そのクイーン賞とTCK女王盃で地方競馬所属として勝利を収め、交流重賞3勝を挙げて現役を引退。

 現役引退後は繁殖牝馬として、現時点で9頭の産駒が誕生しており、うち6頭が白毛となっている。中でも7番仔のアマンテビアンコは、昨年の羽田盃を制覇。その後は屈腱炎によって長期休養を余儀なくされているが、1日も早い復帰が待たれる。

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