HOME » コラム » 5選 » 【矢作厩舎「期待の2歳馬」5選】世界に羽ばたくスター候補は誰だ!親はGⅠを制覇したゆかりの血統馬たち » ページ 3
LysGracieux2023
ジリアートの血統表

③ジリアート

性別:牝馬
生年月日:2023年4月7日
毛色:青鹿毛
馬主:キャロットファーム
生産牧場:ノーザンファーム
取引市場:
兄弟(姉妹):シュヴェルトリリエ
馬名の由来:百合の印(伊)。母名より連想

『世界のYAHAGI』と矢作師が呼ばれ始めるようになったのは一体いつからか、様々な意見があるかとは思う。個人的には、リスグラシューがコックスプレートを制したあたりがそのきっかけであったように感じる。そんな彼女の2番仔が、矢作厩舎に入厩する。

 兄であるシュヴェルトリリエは父がモーリスであったが、ジリアートの父はエピファネイアとなった。これにより、若干所持しているクロスが変わっており、兄には無かったHail to Reasonの5×5が追加。更にLyphardのラインが一つ減り、5×5へと変更されている。

 これがどのような変化をもたらすかは気になるところだが、エピファネイア産駒らしく速力重視のクロスになった形とも取れそうだ。クラブからも『エピファネイアとの配合は、現在の日本で望みうる最高クラスのカップリング』とのコメントがあり、期待が読み取れる。

 ジリアートの兄で、リスグラシューにとって初仔であったシュヴェルトリリエは競走中の事故により、志半ばでこの世を去った。果たして妹は兄の分まで活躍することができるだろうか。

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