関西圏に遠征したら阪神に注目

　春の中山に特化したデータを出すと、芝1600～2000mの勝率が高い。特に2000mは単複回収値292、148と優秀で、ベタ買い案件だ。もちろん、ダートも決して悪くないが、芝マイルから中距離での好成績は見逃せない。買い条件としては、2000mは前走3着以内7-0-1-12、前走上がり2位以内5-1-1-7。1800mだと関東馬8-3-1-14、1、2勝クラス5-2-1-3。きっちり馬券に反映させてほしい。

　最後に関西圏。重賞などメインレース騎乗のため、関西圏へ遠征するときは、京都より阪神だ。勝率は京都5.3%、阪神12.7%で、勝利数は4倍近い開きがある。

　阪神の単複回収値は208、100と高い。で、肝心のメインレースはそうでもない。買うならオープン・リステッド。GⅠ前のオープンなどが狙いどころで、レース番号別でも阪神10Rは4-1-0-10勝率26.7%と全体の倍以上ある。4月5日チャーチルダウンズC当日の10RポラリスS、4月13日桜花賞当日10R大阪－ハンブルクCに戸崎騎手が騎乗した際には注目してほしい。また1Rも2-0-1-2と騎乗数が少ないが、結果を残す。阪神で朝イチから戸崎騎手が騎乗した際には、非常にレアケースなだけに見逃してはいけない。

【了】

（文●勝木淳）

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