■概要

年末に中山競馬場で開催される「有馬記念」は、競馬ファン以外も大いに盛り上がりを見せ、日本ダービーにも勝るとも劣らないビッグレースだ。有馬記念の他にも、皐月賞、スプリンターズステークス、ホープフルステークスなど、世代や路線に問わず国内GⅠにおける重要なレースが開催されている。

芝コースは、内回りと外回りがあるが、最終直線は310mとJRA主要４会場（東京・中山・阪神・京都）の中では最も短い。そして、中山競馬場を語るうえで外せないのが、短い直線のゴール前に設定された“心臓破りの坂”だ。残り180メートルから70メートル地点にかけて設定された高低差2.2mの上り坂の勾配は2.24％、コース全体の高低差5.3mはJRA10競馬場の中で最大の落差を誇る。ダートコースも同様に高低差4.5ｍと非常にタフなコース設定になっている。
また、日本の障害競走では最高峰のレース「中山グランドジャンプ」と「中山大障害」も春と冬に施行されている。この2レースでは、1年に2回しか使用されない襷コース（通称・大障害コース）が使用され「大竹柵」「大生け垣」が設置されていて、中山名物となっている。

■コース詳細

■各コースのレコードタイム