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【今週の福永祐一厩舎】ダート一筋のマルブツプライド叩き2戦目でOP入りを目指す

text by TOM

Fukunaga Yuichi
JRA重賞初勝利の福永祐一調教師


 今週の福永祐一厩舎は、土曜日は中京競馬場で2鞍、日曜日は中京と京都競馬場で1鞍ずつの合計4頭が出走を予定している。

 注目馬は、14日(土)の中京11R・尾頭橋S(3歳以上3勝クラス、ダート1800m)に出走するマルブツプライド(牡5)だ。

 同馬は、これまでダートの中距離ばかりを使われて3勝を挙げている。今年3月には、3勝クラスで0秒4差の2着に好走し、休養明けとなった10月のハロウィンS(3歳以上3勝クラス、京都、ダート1900m)でも3着と力を示した。

 前走でやや馬体を減らしているのは気がかりだが、祖母に2007年の関東オークス(Jpn2)とクイーン賞(Jpn3)の2つの交流重賞を制したホワイトメロディーをもち、父は現役時代にダートのG1級レースを10勝した名馬ホッコータルマエ。叩き2戦目の今回は、待望のOP入りを果たすことができるか注目が集まる。

 先週の福永祐一厩舎は、8日(日)の11R・阪神ジュベナイルフィリーズ(G1、牝馬、芝1600m)に、ランフォーヴァウ(牝2)が出走したが、結果は11着だった。

 ランフォーヴァウは、デビュー3戦目のデイリー杯2歳S(G2、芝1600m)で重賞初制覇を飾った。道中、馬群外めの9番手あたりを追走。最終コーナーでも手応えは良く、先頭から差のない勝ち馬の外にまで上がった。

 ところが直線では勝ち馬とぶつかってしまい、鞍上が立ち上がるほどの不運もあって、一気に減速してしまった。再度立て直し、外から脚を伸ばしたものの、福永調教師に16年ぶり7人目となる開業初年度でのG1勝ちをもたらすことはできなかった。

 そのほか、同日にはアスクデビューモア(牡3)が中京6Rの若手騎手戦として行われた3歳上1勝クラス(ダート1800m)に出走して1着となった。

 今村聖奈騎手を背に、後方追走から大外を通り、直線一気の末脚で前に迫る。押し切りを図る2着馬との壮絶な叩き合いとなったが、ハナ差交わしたところでゴールを迎え、通算2勝目を挙げた。

 マインドユアビスケッツ産駒のアスクデビューモアは、2023年の千葉サラブレッドセールにおいて3700万円(税抜)で落札された。

 母のアスクデピュティはJRAで5勝を挙げ、祖母のマルカコマチは福永調教師が騎手時代に新馬戦で勝利に導いた馬。1998年の秋華賞(G1)で6着に好走し、翌99年には京都牝馬特別(G3)を制するなどの実績を残した。

【了】

(文●TOM)

2024年12月14日(土)

競馬場 レース名 馬名 性齢 騎手 着順
中京11R 尾頭橋ステークス(3歳上3勝クラス) マルブツプライド 牡5 岩田康誠 3着
中京12R 3歳上1勝クラス トンジンチ 牝4 今村聖奈 15着

2024年12月15日(日)

競馬場 レース名 馬名 性齢 騎手 着順
京都3R 2歳未勝利 レインオンミー 牡2 岩田 望来 14着
京都11R コールドムーンS(3歳上オープン) レオノーレ 牝5 酒井 学 5着

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